再始動

RESTART 2026

CAN-SLIMブログ、再始動。

データとAIで、かつて実現できなかった投資分析へ

皆さん、改めまして、こんにちは。

このブログの更新が止まってから、約4年が経ちました。

最後にCAN-SLIM投資日記を書いたのは、2022年1月15日。

本業との両立が難しくなる中で、すでに記事の投稿頻度は落ちていました。そしてこの日、私の根気は尽きてしまいました。

それから今まで、株式市場から完全に離れていたわけではありません。

CAN-SLIMを忘れたわけでもありません。

むしろ、ずっと心のどこかに残っていたことがありました。

「もっとちゃんとCAN-SLIMを実践できないだろうか」

そして、もう一つ。

「あの時できなかったことを、いつか形にできないだろうか」

そんな思いを抱えたまま、時間だけが過ぎていきました。

そして2026年8月。

ようやく、その続きを始められる環境が整ってきました。

このブログを、再始動します。

投資の「答え」を探していた

株式投資を始めた頃、私には明確な投資ルールがありませんでした。

PERを見る。
業績を見る。
チャートを見る。
将来性のありそうな会社を探す。

いろいろ試してみても、最後にはいつも同じ疑問が残りました。

「結局、何を基準に買えばいいのだろう?」

投資に関する本も読みました。

さまざまな投資法も調べました。

そんな中で『マーケットの魔術師』を読み、ウィリアム・J・オニールという投資家を知りました。

そして出会ったのが、

CAN-SLIM

でした。

初めて「投資にルールができた」

四半期の利益成長を見る。
年間の利益成長を見る。
新しい製品やサービス、変化を見る。
株式の需給を見る。
市場の中で本当に強い銘柄を探す。
機関投資家の動きを見る。
そして最後に、市場全体の方向を見る。

一つ一つは、当たり前のようにも見えます。

しかし、それらを一つの投資体系として組み合わせるCAN-SLIMは、当時の私にはとても新鮮でした。

それまでの私は、

「この会社は伸びそうだ」
「この株は安そうだ」

という感覚に頼る部分が少なくありませんでした。

CAN-SLIMに出会って、それが変わりました。

買う理由を考えるようになった。
買わない理由も考えるようになった。

そして、ルールに従って投資するようになると、成績にも変化が現れました。

何より大きかったのは、

投資が圧倒的に面白くなったことです。

「だったら、自分でやってみよう」

CAN-SLIMについて調べ始めた頃、日本株を対象に、この投資法を継続的に実践している日本語のサイトはそれほど多くありませんでした。

それなら、

「自分でやってみよう」

と思いました。

企業の決算を調べる。
成長率を計算する。
チャートを見る。
出来高を見る。
強い銘柄を探す。
市場全体を観察する。

そして、自分なりのCAN-SLIM分析をブログに残していく。

これが、このサイトの原点です。

最初は楽しかった。

新しい決算が出るたびに数字を調べ、条件に合う企業を見つける。

株価が動けば、その理由を考える。

市場が下落すれば、オニールならどう判断するのかを考える。

調べれば調べるほど、CAN-SLIMの奥深さが分かってきました。

しかし同時に、ある壁にもぶつかりました。

CAN-SLIMは、想像以上に「大変」だった

CAN-SLIMの考え方は明快です。

しかし、

本気でやろうとすると、とてつもなく手間がかかる。

これが実感でした。

  • 四半期EPS
  • 年間EPS
  • 売上成長
  • 新製品・新サービス
  • 新規事業
  • 株価
  • 出来高
  • 発行済株式数
  • Relative Strength
  • 業種の強さ
  • 機関投資家の保有状況
  • ディストリビューション・デー
  • フォロースルー・デー
  • 主要指数
  • 市場トレンド

これらを継続して追わなければなりません。

しかも、一度調べれば終わりではない。

決算が出れば更新する。
株価が動けば評価が変わる。
市場環境は毎日変わる。

CAN-SLIMを理解すればするほど、

「もっとデータが必要だ」

と思うようになりました。

そして、精度を上げようとすればするほど、必要な時間も増えていきました。

そして、ブログは止まった

2021年の秋、大規模プロジェクトの責任者となり、本業が忙しくなりました。

限られた時間の中で、企業を調べ、市場を確認し、分析し、さらに記事を書く。

少しずつ難しくなっていきました。

簡単な記事を書くことはできたと思います。

でも、自分がやりたかったのは、それではありませんでした。

CAN-SLIMを名乗るなら、できるだけデータを確認したい。

できるだけ同じ基準で銘柄を比較したい。

市場も継続して観察したい。

そう考えるほど、更新のハードルは高くなりました。

そして2022年に入り、クオリティを担保するのが難しくなりました。

CAN-SLIMをやめたわけではありません。

興味を失ったわけでもありません。

ただ、

やりたいことに対して、自分一人の時間が足りなかった。

それが一番近い理由だと思います。

それでも、一つの構想だけは残っていた

ブログを更新しなくなってからも、時々考えていました。

もし、企業の財務データを自動で集められたら。

数千銘柄の株価を毎日比較できたら。

Relative Strengthを自動計算できたら。

決算資料を短時間で読み込めたら。

機関投資家の動向まで追えたら。

市場全体の状態を毎日同じ基準で判定できたら。

そして、それらを一つの仕組みとしてつなげることができたら。

CAN-SLIMは、もっと実践しやすくなるのではないか。

そんな構想はありました。

でも当時の私にとって、それを実現するにはあまりにも大きな仕組みでした。

データを集める。
プログラムを書く。
決算資料を読む。
分析する。
記事を書く。

全部を一人でやる。

現実的ではありませんでした。

だから、その構想は長い間、頭の中にあるだけでした。

そして、AIが現れた

この数年間で、状況は大きく変わりました。

特にAIの進歩です。

大量の決算資料を読む。
数字を整理する。
過去と比較する。
複数企業を同じ条件で評価する。
プログラムを書く。
分析結果を文章として整理する。

以前なら何時間、場合によっては何日もかかっていた作業を、AIとデータ処理を組み合わせることで大幅に効率化できるようになりました。

その時、ふと思いました。

「今なら、あの時やりたかったことができるかもしれない」

止まっていた構想が、もう一度動き始めました。

4年前のブログを再開するのではない

今回やろうとしていることは、単に昔のブログを再開することではありません。

以前と同じように、私が一銘柄ずつ調べて記事を書く。

それだけなら、おそらくまた同じ壁にぶつかります。

だから今回は、

CAN-SLIMを実践する仕組みそのものを作る

ことにしました。

データを集める。
ルールを決める。
自動で計算する。
AIで定性的な情報を分析する。
そして最後に、人が判断する。

AIに「上がる株を教えて」と聞くのではありません。

CAN-SLIMという投資ルールを実践するためにAIを使う。

ここには大きな違いがあると考えています。

「何を買うか」と「いつ買うか」

新しいCAN-SLIM by AS Windでは、分析を二つに分けます。

CAN-SLI Quality Score

C・A・N・S・L・Iを複数の評価項目に分解し、個別銘柄を100点満点で評価します。

これは、

「何を買うか」

を考えるための分析です。

Market Gate

Market Directionを独立させ、市場全体の状態から投資タイミングを判断します。

こちらは、

「いつ買うか」

を考えるための分析です。

ディストリビューション・デー、フォロースルー・デー、市場ステージ、主要指数、米国市場、セクターへの資金流入などから、市場全体の状態を見ていきます。

つまり、

良い銘柄を探すこと

と、

その銘柄を買ってよい市場なのかを判断すること

を分けます。

Quality × Timing

これが、新しいサイトの中心となる考え方です。

人間とAI、それぞれが得意なことをする

AIが発達したからといって、未来の株価が分かるようになったわけではありません。

AIが「買い」と言ったから買う。

そんなサイトを作りたいわけでもありません。

AIが得意なのは、

大量の情報を読むこと。
整理すること。
比較すること。
決められたルールに沿って処理すること。

一方で、

その数字をどう考えるのか。
企業の変化をどう捉えるのか。
リスクをどう見るのか。
そして実際に投資するのか。

最後に判断するのは、人です。

AIに投資を任せるのではなく、AIによって人間の投資判断を強くする。

この関係を目指します。

ここから、もう一度始めます

このブログには、表には出してませんが、昔の記事がそのまま残っています。

今読み返すと、考え方が変わった部分もあります。

分析方法が未熟だった部分もあります。

でも、それも消さずに残そうと思っています。

そこから始まったからです。

昔の記事があり、
更新が止まり、
約4年間の空白があり、
そして今、AIという新しい道具を手にして続きを始める。

それも含めて、このサイトの歴史です。

かつてできなかったことを、今度こそ

投資で未来を完全に予測することはできません。

CAN-SLIMだから必ず勝てるわけでもありません。

AIを使えば正解が分かるわけでもありません。

だからこそ、

感覚だけで銘柄を選ばない。

データを見る。

ルールを持つ。

市場を見る。

結果を検証する。

そして、間違っていれば改善する。

この考え方を積み重ねていきたいと思っています。

約4年前。

時間とデータ量の壁の前で、止まってしまったこのブログ。

でも、やりたかったことまでなくなったわけではありませんでした。

2026年。

データとAIという新しい力を使って、

あの時、実現できなかったCAN-SLIM投資の仕組みを作る。

止まっていた時計を、もう一度動かします。

CAN-SLIM by AS Wind

ここから、再始動です。

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