AS WIND WEEKLY FOCUS / INDIVIDUAL ANALYSIS
6676 バッファロー
C・A・N・S・L・Iを39の評価項目で確認し、銘柄の強みと弱みを整理します。
STOCK OVERVIEW
銘柄評価サマリー
CAN-SLI QUALITY
39の評価項目でC・A・N・S・L・Iを評価する
CCurrent Quarterly Earnings
6 / 20直近四半期は、前四半期EPSが-7.3%だったところから最新1Qで+4.3%へ改善しており、利益成長の方向は持ち直しています。営業利益率も前年の9.47%から10.91%へ約1.4ポイント改善し、さらに9月11日には通期営業利益予想を6,200百万円から8,600百万円へ+38.7%上方修正しました。一方、CAN-SLIMのCで重視する強い四半期成長という点では、EPS+4.3%はまだ物足りず、売上高も前年同期比-16.1%です。継続事業の売上は+1.6%であるため事業構成変化の影響もありますが、次の決算では利益率改善だけでなく、EPSと売上の成長率そのものがさらに加速するかを確認したいところです。
AAnnual Earnings Growth
11 / 15年間利益成長は、この銘柄の大きな強みです。最新年度EPSは+66.6%、2023年から2026年までの3年間EPS成長率は年率約+52.2%と高水準で、営業利益率も1.8%→6.2%→7.9%と明確に改善しています。ROEも18.3%あり、収益性の向上が数字に表れています。一方で、売上高CAGRは約-6.3%で、利益成長ほど売上の拡大は確認できません。CAN-SLIMでは継続的な利益成長を重視しますが、長期的な成長の質を見るうえでは、コスト改善や事業再編だけでなく、売上成長を伴った利益拡大へ移行できるかが次の確認点です。
NNew
12 / 15Nは12/15点と高く、今回の評価では最も注目したい部分です。IT関連への集中、VCEによる共創領域の拡大、法人向けネットワーク機器やNASのセキュリティ対応強化といった新しい取り組みが進んでいます。特に重要なのは、こうしたNewが単なる材料にとどまらず、1Q継続事業の営業利益+93.5%や、通期営業利益予想+38.7%の上方修正という利益インパクトにつながっている点です。CAN-SLIMのNでは、新製品や新戦略の存在よりも、それが業績を押し上げるかを重視します。その意味で現時点のNは評価できますが、今後もVCEやIT集中戦略が継続的な売上・利益成長へつながるかを追っていきたいところです。
SSupply & Demand
9 / 15需給は9/15点で、強弱が混在しています。Up/Down Volume Ratioは1.45で買い側の出来高が優位にあり、OBVも短期・中期ともプラスで、中期の資金流入には一定の強さが見られます。また株式数は3か月・1年とも-29.15%となっており、希薄化リスクの面では良好です。一方で、高出来高日の上昇優位は0で、強い買いが集中した日が明確に増えているわけではありません。CAN-SLIMでは、上昇局面で出来高を伴う機関投資家の買いが続くことが重要です。今後は、株価上昇日に出来高が増え、OBVの上昇がさらに明確になるかを確認したいところです。
LLeader or Laggard
9 / 20RS Ratingは89で、市場全体と比べれば高い相対強度を維持しています。52週高値までの距離も4.27%と高値圏にあり、13週ではTOPIXを15.47ポイント、26週では14.63ポイント上回っている点は評価できます。一方で、RSの4週変化は-5、8週変化は-3と、直近では勢いが鈍化しています。33業種RSは78ですが、業種内RS順位は49で、同業種内で圧倒的なリーダーとは言いにくい状態です。CAN-SLIMのLでは高いRS Ratingだけでなく、RSがさらに上向いているかが重要です。89という水準を維持しつつ、短期RSが再び上昇へ転じるかが主導株判定のポイントになります。
IInstitutional Sponsorship
6 / 15機関投資家の参加は6/15点で、改善の兆しはあるものの、まだ強いスポンサーシップとは言い切れません。機関保有比率は20.21%で、保有増減は+4.33と増加方向です。また大量保有報告では買い優位1件、純投資目的保有者1件、大量保有比率も+1.38ポイントと、資金流入を示す材料があります。一方で、質の高い機関投資家数と新規大量保有者はいずれも0です。CAN-SLIMでは、業績成長を評価する機関投資家が継続的に参加してくることが株価上昇の重要な支えになります。今後は、新規の有力機関投資家が加わるか、既存機関の保有増加が続くかを確認したいところです。
バッファローは、年間利益成長のAと、新たな成長ドライバーを示すNが強い一方、直近四半期のCと、主導株としての勢いを測るLには弱さが残る銘柄です。最新年度EPSは+66.6%、3年間EPS成長も+52.2%と中長期の利益成長は力強く、9月11日の通期営業利益予想+38.7%の上方修正も大きな材料です。一方で、最新1QのEPS成長率は+4.3%にとどまり、売上高は前年同期比-16.1%。RS Ratingは89と高水準ですが、4週・8週のRSは低下しており、足元では相対的な勢いがやや鈍っています。CAN-SLIMでは、良い材料があることだけでなく、それが四半期業績と株価の強さに連続して表れてくるかが重要です。今後は、上方修正後の利益成長が次四半期以降のEPS・売上成長にどうつながるか、そしてRSの再上昇が確認できるかを見ていきたい銘柄です。