STOCK ANALYSIS
AS Wind 注目銘柄|6676 バッファロー
直近業績の強さ、業績予想の上方修正、そして週足チャートのブレイクアウトなど、注目銘柄から特に気になる銘柄を紹介していきます。
皆さん、こんにちは。あずさんことAS Windです。
ブログ運営の方針変更に伴い、過去分析した銘柄が見れなくなりましたので、改めて順番に再分析してます。今回は、6676 バッファローです。
この銘柄は選抜株式レースでも推奨銘柄にしましたが、上手いこと上方修正があり大きく上昇しました。
私が推奨した理由は、単純に「足元の業績がものすごく伸びている銘柄」というより、これまで進めてきた収益構造の改善が数字に表れ始めていることでした。
そして、その変化を象徴するのが最近発表された業績予想です。
2026年9月11日に通期営業利益予想を62億円から86億円へ、38.7%上方修正しています。
一方で、CAN-SLIMで重視する直近四半期の利益成長を見ると、まだ非常に強いという段階ではありません。
今回は、この「現在の評価」と「これから改善する可能性」の両方を見ながら、バッファローを詳しく見ていきます。
CAN-SLIで見る現在のバッファロー
私の開発したシステムの2026年10月2日時点の最新評価では、CAN-SLI総合評価は59.44点/100点、345位となっています。
データ充足率は95.92%で、ランキング評価の対象となっています。
現在の評価で特徴的なのは、C・A・Nのファンダメンタル評価よりも、S(需給)とL(主導株)の評価が非常に高いことです。
CAN-SLI総合評価:59.44点
総合順位:345位
データ充足率:95.92%
C|直近四半期業績:22.22点
A|年間利益成長:40.00点
N|新しい変化:41.67点
CAN総合:33.33点
S|需給:90.6点
L|主導株:93.6点
I|機関投資家:65.0点
SLI総合:85.55点
ファンダメンタル評価のCANが33.33点なのに対し、市場評価を中心としたSLIは85.55点。現在は業績評価よりも株価・需給面の強さが大きく先行しています。
ここが、現在のバッファローを見るうえで重要なポイントだと思います。
C|直近四半期の業績
まずはC、直近四半期業績です。
10月2日の最新評価は22.22点/100点。
現時点では、CAN-SLIMで期待するような強い四半期成長にはまだ届いていません。
前回分析時の業績データでは、直近四半期の1株利益(EPS)成長率は前年同期比+4.3%。
前四半期は-7.3%だったため、-7.3% → +4.3%と、方向としては改善していました。
直近四半期EPS成長率:+4.3%
前四半期EPS成長率:-7.3%
営業利益率:9.47% → 10.91%
営業利益率改善:+1.4ポイント
直近四半期売上高:前年同期比-16.1%
継続事業売上高:+1.6%
売上高全体は前年同期比-16.1%です。
一方、システムの評価データでは継続事業の売上高は+1.6%となっており、事業構成の変化による影響を分けて見る必要があります。
そして私が注目しているのは利益率です。
営業利益率は9.47%から10.91%へ改善しており、売上高の伸び以上に収益性の改善が先行しています。
現在のC評価が22.22点ということからも、「現在の四半期業績がものすごく強いから注目」という銘柄ではありません。
むしろ今後、利益率改善がEPS成長率の加速につながってくるかを見る段階だと思います。
A|年間利益成長は改善余地あり
A、年間利益成長の最新評価は40.00点/100点です。
前回分析した業績データでは、年間利益について次のような特徴が確認できていました。
最新年度EPS成長率:+66.6%
3年間EPS成長率:約+52.2%
2期連続増益
自己資本利益率(ROE):18.3%
営業利益率:1.8% → 6.2% → 7.9%
売上高の3年間平均成長率:約-6.3%
営業利益率が1.8% → 6.2% → 7.9%と大きく改善し、最新年度EPSも+66.6%まで伸びています。
利益面だけを見ると、かなり大きな変化が起きています。
一方で、売上高の3年間平均成長率は約-6.3%。
つまり、現時点では売上高をどんどん伸ばして利益を増やしているというより、事業構成や収益構造を変えながら利益を伸ばしていると見る方がよさそうです。
10月2日時点のA評価が40.00点にとどまっていることからも、今後はこの利益改善が継続的な売上・利益成長へ発展するかを確認していきたいところです。
N|今回一番注目しているポイント
新しい変化であるNの最新評価は41.67点/100点です。
今回のバッファローでは、このNの中身を特に注目しています。
新製品・新サービス:セキュリティ対応の拡充
新市場・新事業:VCEによる新たな収益機会
新経営戦略:IT関連事業への集中・VCE戦略
継続事業営業利益:+93.5%
通期営業利益予想:62億円 → 86億円
営業利益予想修正率:+38.7%
CAN-SLIMのNは、「何か新しいことを始めた」というだけではなく、それが実際の売上や利益にどうつながっているかが株価上昇には重要です。
今回の評価では、IT関連への集中、VCEによる共創領域の拡大、法人向けネットワーク機器やNASのセキュリティ対応強化などを、新しい変化として評価しています。
そして何より、
継続事業の営業利益が前年同期比+93.5%となり、事業構造の変化が利益面に表れ始めています。
さらに9月11日には、通期業績予想を大幅に上方修正しました。
営業利益は62億円 → 86億円。純利益も45億円 → 62億円へ引き上げられています。
単に「新しい取り組みがあります」という話ではなく、その変化が利益として数字に出始めている。
ここは今後も追っていきたいポイントです。
S|需給はかなり強い
ここからが、10月2日時点の評価で特に強い部分です。
S、需給の最新評価は90.6点/100点。非常に高い評価になっています。
前回分析時にも、買い側の出来高優位や累積出来高の上昇が確認されていましたが、10月2日の最新評価では、需給面の強さがよりはっきり表れています。
現在のバッファローは、ファンダメンタル評価以上に市場での需給が強い銘柄と見ることができます。
今後は、この強い需給が一時的なものではなく継続するかを確認していきたいと思います。
L|主導株評価は93.6点
さらに強いのがL、主導株としての評価です。
10月2日時点で93.6点/100点。これは今回のCAN-SLI評価の中でも最強の水準です。
前回分析時の個別株レラティブストレングスは89で、すでに市場全体に対して高い相対的な強さを持っていました。
10月2日の最新L評価がさらに93.6点まで上昇していることからも、現在は株価の相対的な強さがかなり高い状態にあると考えられます。
C・A・Nのファンダメンタル評価がまだ十分ではない一方で、需給90.6点、主導株93.6点と、市場側が先に大きく評価していることが現在のバッファローの特徴です。
この市場評価に、今後CやAの改善が追いついてくるのか。
ここがこん今後の株価上昇には必須だと思っています。
I|機関投資家評価は65点
I、機関投資家の最新評価は65.0点/100点です。
SやLほど突出してはいませんが、中間以上の評価となっています。
前回分析時には、機関投資家の保有比率が20.21%、保有増減がプラス方向、大量保有比率の純変化も+1.38となっていました。
一方で、新規の大量保有者などはまだ確認されていませんでした。
現在の65点という評価を見ると、機関投資家の参加はあるものの、SやLほど明確な強みにはなっていないと考えています。
今後、業績改善が続くことで機関投資家の参加がさらに強まるかを確認したいところです。
現在のチャート評価について
10月2日の最新統合ランキングも確認しました。バッファローは4月に株式分割してるのでチャートの内容には注意願います。(今後、分割については反映するように調整します。。)
6676 バッファローは、ブレイクアウト前、ブレイクアウト、買いゾーンのいずれの統合ランキングにも現在は入っていません。
これは「ランキング順位が低い」という意味ではありません。
現在の私が開発したシステムのチャート判定条件では、それぞれの統合候補条件に入っていないという意味です。
一方で、Sは90.6点、Lは93.6点と非常に高いため、株価・需給そのものが弱いわけではありません。
現在のバッファローはすでに上昇局面に入っており、市場評価は強いものの、現在のチャート条件では新たなエントリー候補にはなっていない状態と判断しています。
バッファローの強み
需給評価:90.6点
主導株評価:93.6点
SLI総合評価:85.55点
最新年度EPS成長率:+66.6%
営業利益率:1.8% → 6.2% → 7.9%へ改善
継続事業営業利益:+93.5%
通期営業利益予想:+38.7%上方修正
特に現在は、業績改善への期待と株価・需給の強さが同時に確認できることに注目しています。
注意したいところ
もちろん、良いところだけではありません。
CAN総合評価:33.33点
C|直近四半期業績:22.22点
A|年間利益成長:40.00点
N|新しい変化:41.67点
CAN-SLI総合順位:345位
ブレイクアウト前統合候補:現在は非掲載
ブレイクアウト統合候補:現在は非掲載
買いゾーン統合候補:現在は非掲載
特に注目したいのは、市場評価とファンダメンタル評価の差です。
SとLは90点を超えていますが、Cは22.22点。
株価の強さに対して、現在の四半期業績評価はまだ追いついていません。
今後、何を確認するか
私が今後確認したいのは、次のポイントです。
① 直近四半期業績のCが改善するか
② 継続事業の利益成長が続くか
③ 売上成長を伴う利益成長へ移行できるか
④ 上方修正した業績予想をさらに上回れるか
⑤ 90点を超えている需給・主導株評価を維持できるか
⑥ 機関投資家評価がさらに上昇するか
⑦ 再びブレイクアウト前・ブレイクアウト・買いゾーンの統合候補に入ってくるか
特に重要なのは、現在大きく開いているCANとSLIの差です。
現在は株価・需給の強さが業績評価を大きく先行しています。今後、C・A・Nが改善してこの差を埋めてくるかが最大の確認ポイントです。
最後に
10月2日時点のCAN-SLI総合評価は59.44点、345位です。
この数字だけを見ると、CAN-SLI全体としてすべての条件がそろった銘柄というわけではありません。
それでも私がこの銘柄を継続して見ているのは、数字の中に明確な「変化」が見えているからです。
利益率が改善して業績予想も大幅に上方修正されました。
そして現在は、Sの需給が90.6点、Lの主導株評価が93.6点まで上昇しています。
一方で、C・A・Nはまだ十分ではありません。
つまり現在は、業績の完成を待たずに株価・需給が先に動いている状態とも見ることができます。
ここから本当に業績がついてくるのか。
それとも市場の期待が先行したまま終わるのか。
そこを次の決算で確認するのが、この銘柄を見るうえで一番大事なところだと思っています。
今後の決算とチャートの変化を楽しみにしながら、継続してウォッチしていきたいと思います。
本記事は、AS Windが独自に収集・分析したデータをもとに、CAN-SLIMの考え方を参考に銘柄を分析したものです。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。