AS WIND WEEKLY FOCUS / INDIVIDUAL ANALYSIS
4461 第一工業製薬
C・A・N・S・L・Iを39の評価項目で確認し、銘柄の強みと弱みを整理します。 市場環境(M)はMarket Gateとして別に確認します。
STOCK OVERVIEW
銘柄評価サマリー
CAN-SLI QUALITY
39の評価項目でC・A・N・S・L・Iを評価する
CCurrent Quarterly Earnings
19 / 20Cは19/20とほぼ満点です。最新1QのEPSは前年同期比+185.7%、売上高も+44.4%。営業利益率は前年から+9.6pt改善し、決算はコンセンサスを大幅に上回って上期・通期予想も上方修正されました。CAN-SLIMでは直近四半期の利益成長をかなり重視します。ここまで数字がそろうと、Cは文句なしに強いですね。
AAnnual Earnings Growth
11 / 15Aは11/15。2026年3月期EPSは前年比+124.5%で、2023年の赤字から黒字転換後、3期連続で改善しています。営業利益率も3.3%→7.3%→12.2%ときれいに上昇。一方、売上高3年CAGRは+8.4%、ROEは13.6%で満点には届きません。利益成長はかなり強いですが、売上の長期成長はもう一段ほしいところですね。
NNew
14 / 15Nは14/15と非常に高評価です。低誘電樹脂材料やLiB負極用水系複合接着剤が実際の業績を押し上げ、AI・ハイエンドサーバーや高容量LiBという成長市場にも乗っています。さらに通期・上期予想を上方修正。CAN-SLIMのNで大切なのは「新しい材料がある」だけでなく、それが利益に効いていること。ここはかなり分かりやすいですね。
SSupply & Demand
12 / 15Sは12/15。株式数の希薄化はなく、高出来高日は上昇優位、OBVも短期・中期ともプラスで、需給は全体として良好です。一方、Up/Down Volume Ratioは1.15程度で満点ではありません。CAN-SLIMでは強い業績に買い需要が伴っているかも重要です。今のところ悪くありませんが、出来高を伴った上昇がさらに増えると、より心強いですね。
LLeader or Laggard
8 / 20Lは8/20で、今回いちばん気になる部分です。RS Rating自体は94と高く、市場対比でも13週+13.39pt、26週+6.74ptとTOPIXを上回っています。ただしRSは4週で-4、8週で-3と低下し、業種内順位も13位。52週高値から約11.4%離れています。強い銘柄ではありますが、直近ではリーダーとしての勢いが鈍っていますね。ここから気をつけて見たいところです。
IInstitutional Sponsorship
10 / 15Iは10/15。機関投資家保有比率は44.78%で、保有増減も+7.98ptと増加しています。大量保有報告でも買い優位3件、純変化+2.21ptと、機関投資家の参加はプラス方向です。一方、新規大量保有者は0で、質の高い機関投資家は1社。CAN-SLIMでは機関投資家の参加が増えているかを重視するので、現状は十分プラス材料ですね。
MARKET GATE
良い銘柄でも、買うタイミングは市場と分けて考える
Quality Scoreは74点と高めですが、市場温度は67、Market GateはSELECTIVEです。銘柄自体はC・Nを中心にかなり強いものの、今は市場全体として銘柄を選ぶ局面です。しかも第一工業製薬はRS94ながら直近4週・8週でRSが低下中。CAN-SLIMでは良い会社と今買うべき株は同じとは限りません。市場と株価の勢いが再びそろうか、そこを見たいですね。
Quality Scoreは74点、データ充足率100%のCOMPLETE評価です。特にC=19/20、N=14/15が非常に強く、S=12/15、I=10/15もまずまず。一方でLは8/20と弱さが目立ちます。業績はかなり魅力的ですが、株価の勢いには少しブレーキがかかっていますね。ファンダメンタルズの強さに、再び株価の強さがついてくるかがポイントです。