コラム 投資入門

資産を確実に増やす株を売るタイミングと考え方・投資スタイルによる売り方の違い

投稿日:2019年5月12日 更新日:

はじめに

初心者の方にとって投資の中で最も難しいのが「いつ株を売って損益を確定するか」じゃないでしょうか?

なぜこれが難しいかというと、株を買うときに売るまでのイメージを描けていないことが原因です。買う株がどこまで値を伸ばす可能性があるのか、事前に目安をつけておかないといつまでたっても売るタイミングを逃してしまい、利益を逃がしてしまったり、最悪マイナスに転落してしまうこともあります。

その辺の投資家心理については、以下の逸話がわかりやすいかと思うので、合わせてご覧いただければと思います。

オニールの金言2・七面鳥の話

このように株をどのように売って利益を確定するかという考えを「出口戦略」といいます。確実に利益を確保して資産を増やすためには、この「出口戦略」がかかせません。

資産を確実に増やすためには、出口戦略をうまく組み立てて、勝つときに大きく勝って、負けるときは小さく負けることが肝要です。

これから何回かに分けて、この資産を確実に増やすための出口戦略について具体的な方法をお伝えしたいと思います。

投資手法によって売りのタイミングは違う

ここでいう投資手法とは主に期間の取り方をいっています。いわゆるデイトレード、スイングトレード、中長期トレードといったものです。

デイトレードはほぼ一日で売買を終了させるスタイルです。こういったトレード手法の場合は一瞬の値幅を取ることが重要です。デイトレードは瞬間的な上げ下げが重要になりますので、あまり戦略的な売買には向いていないですね。

初心者がデイトレードからスタートするのはこの辺の取り組みやすさがあると思いますが、資産を確実に増やすことには向いていません。むしろギャンブルに近い要素があり、これで資産を増やすにはよっぽどのセンスがない限りは難しいでしょう。たまに成功しても同じくらいかそれ以上の失敗があっては資産が減る一方です。

中長期でトレードするスタイルは例えばウォーレンバフェットなどがそうですね。割安と思われる銘柄を購入し、じっくりと値上がりするのを待つスタイルです。決算推移や事業内容などのファンダメンタルな要素を重視します。

売りのタイミングとしては、このファンダメンタルの要素が崩れた時です。利益の伸びが鈍化した。経営者が変わって事業内容が大幅に変わった。など、株価とは違うところで判断していく要素が強くなっていきます。

中長期トレードは企業の財務体質の分析が非常に重要になるわけですが、これはやはり知識と長い経験が必要となってくるため、取り組むにはなかなかハードルが高い分野です。いきなり始めるというよりは、時間をかけながら自分の投資戦略に組み込んでいくことをお勧めします。

中長期トレードの最終的なゴールはウォーレンバフェットですが、彼は投資家というよりは企業家というべきでしょう。株を取得すると同時に経営にも関与してその会社の成長力を可能な限り伸ばして、結果的に株価を上昇させているのです。バフェットの投資手法を割安投資とする見方もありますが、上記のような実情を考えれば間違っていることに気づくでしょう。

割安投資に対する考え方については以下の記事も参照していただければと思います。

これなら納得?割安投資が儲からない理由。

最後にスイングトレードはというと、これも細かく見ると1週間位を一つの投資目安として考える人もいれば一か月位で考える人もいます。それぞれの期間によって重視する指標が変わってきます。ちょうどデイトレードと中長期トレードを混ぜたような形になるかと思いますが、テクニカルな指標-移動平均線やボリンジャーバンド、PER、PBR等-など市場参加者がよく気にする指標を目安にする頻度が高くなるかと思います。

投資スタイルにあった出口戦略か確認する

それぞれの投資スタイルによる売りのタイミングをどのように判断するかですが、おおよその目安としては、短期の売買ほど市場の流れ、一時的な価格のゆがみなど直感的な要素が強いのに対して、徐々に移動平均線などのテクニカルな要素、決算推移などのファンダメンタルな要素が多くなっていくということになります。ですので自分がどの投資スタイルをとっているかで出口戦略を変えなければいけません。

投資の時間軸と売りのタイミングに重要な指標の関係

デイトレードなのにファンダメンタルを重視していても売るタイミングははかれませんし、中長期なのに株価の推移やテクニカルばかり見ていたら、企業の成長に伴う株価の上昇を逃がしてしまうことになりかねません。

自分がその投資スタイルをとることになったのにはなんらかの根拠があるはずです。出口戦略はその根本的な投資戦略に沿ったものでなければなりません。自分の投資スタイルに対してチグハグな出口戦略をとっていないか、まずは考えてみてください。

投資戦略・出口戦略で決めたルールは絶対に破らない

出口戦略を決めたとして、あとはその戦略で決めたルールを感情的な理由で破ってしまわないようにすることが重要です。自分が正しいと信じる戦略であれば、それに従うのが正しい道です。

信じることができずにルールを破れば、それはもはや戦略とはいえずあてずっぽうとしか言えないものになります。もしくは結果が残せていないのであれば、それは間違っているかあなたのスタイルに合わない投資戦略です。まずは正しい戦略を見つけることが先決です。

私がとっている戦略は、分野としてはスイングと中長期の間ということになると思います。ファンダメンタルで成長性の高い会社を選んで、テクニカルで大きく上昇するタイミングをはかって投資をします。

出口戦略としては、市場のトレンド、個別銘柄の出来高推移(テクニカル)、IRなどの企業情報(ファンダメンタル)を複合的に判断して、株価が停滞や下落する前に降りるという方法をとっています。なので、ピークをつける前に降りることも多いですが、自分がその投資で目指す利益は確保できており、判断としては正しかったといえることが大半です。

一番大事なのはブレない投資戦略、出口戦略を持つことです。出口戦略を考えつつ、全体の戦略に一貫性があるかどうか考えながら検討してもらえればと思います。

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