コラム

素人投資家の進むべき道は戦国大名が教えてくれる!?

投稿日:2019年2月26日 更新日:

投資に対する心構え

ネットの世界には投資に関する数々の成功談があって一見すると自分もできそうに思ってしまいます。ですが、自分なりに投資をやってみるとなかなかうまく稼げなかったりしますよね?

投資はネット環境があれば誰でもすぐにできるのですごく簡単だと思ってしまいます。しかし、よくよく考えてみれば同じように投資で稼ごうとしている人がネットの世界にはものすごく沢山いるわけです。

そこには複数の専門的な端末とにらめっこしながら、秒単位でトレードしている人もいれば、プログラミングを使って機械的に瞬時に売買を行うようなシステムトレードを行なっている人もいます。

さらには売買できる金額も数千円単位の人もいれば数百億円のファンドを操るトレーダーもいます。そういった人達を出し抜いて、私の様なサラリーマンは仕事をしながら時々売買するだけで日々勝ち続けていく。そう考えると、やるのは簡単ですがとてつもなく大変なことなんだなぁと思います。

でも、そうだとしても稼ぐチャンスは目の前にあるわけです。私はこの魑魅魍魎が跋扈するトレードの世界でなんとか勝利を掴みたいと思っており、そのために素人投資家が取る戦略を日夜研究しています。

このブログを見ていただいている方も同じような思いをお持ちの方も多いと思います。

ぜひ、一緒にこの世界の勝ち組になろうではありませんか!! 。。。

急に熱くなってしまいましたが、具体的な戦略も大事ですけど、まずはこの気持ちが大事だと思います。モチベーションの元になるこういう思いがあるから日夜時間を惜しんで研究する意欲が湧いてくるのです。

戦国時代の戦略にヒントがある

さて、気持ちを強く持ったとして我々のような素人投資家はどの様な戦略を取るべきなのでしょうか?

特に機関投資家は強力な敵です。国内、海外問わず常に利益を求めて海千山千のトレーダーを抱えて常時トレードを行なっています。情報量もスピードも投資額も圧倒的な敵に対していったい何ができるのでしょう。

視点はちょっと変わりますが、投資家は戦国時代の大名に似ているのではないでしょうか?

大大名(機関投資家)から明日の生き死にさえもわからない中小勢力(我々)まで、自分の縄張り(利益)を巡って戦い(売買)を繰り返す様子は、まさに群雄割拠の戦国絵巻です。私は戦国時代の中小勢力が生き延びていった戦略の中に素人投資家が勝つためのヒントがあるのではないかと思っています。

有名な桶狭間の戦い。

大勢の今川勢に対して少数の織田勢は桶狭間で休憩していた今川義元を急襲し勝利を収めました。

上田城の戦い。

城攻めを大軍勢で仕掛ける徳川勢に対して真田昌幸は数々の策略で撃退しました。

これらの戦に共通しているのは正攻法ではなく奇策を仕掛けた。という事です。少数だからこそ打てる手段で普段考えられないような策をうつ事で大勢の相手を出し抜ける。我々弱小の投資家にはそういった考え方が必要なのです。

投資の世界で大勢力といえば機関投資家です。彼らにできない戦略というものを考える必要があると思います。

では機関投資家にはどんな制約があるのでしょうか?

ここでは簡単に概略としてまとめましたが、以下のことが言えると思います。(他にも色々あると思います。ご自分で考えてみてください。)

  • 投資家の期待に応えるため、常に結果を求められる。(常に全額投資)
  • 決算、配当などで強制的に売却しなければいけない時がある。
  • 扱う金額が大きいため時価総額の小さな銘柄には投資しずらい。

では、これに対して我々が取れる戦略とはどんなものがあるでしょう?上記を逆に言い換えれば、

  • 投資環境が悪い時は休むことができる。
  • 売買を行う時期は自由に選ぶことができる。
  • 時価総額の小さな銘柄に投資できる。

ポイントをだいぶ絞り込みましたが、こういった大手では取れない戦略をうまく活かしていく事が大事だと思います。大多数と同じような事をしていては、情報もスピードも物量も大きな相手にあっという間にのみ込まれてしまいます。

戦略に基づいて策と仕掛ける時期を練る

さて戦略として正しい方向が分かったとして、有効な策を打てなければどうしようもありません。また策を打つ時期も重要です。

上田城の攻防でもギリギリまで敵を引きつけて、城下町に火をつける事で大きな戦果を得ました。

これが不十分なうちに実行されていたらどうでしょう?

逆に燃えて何も障害物がなくなった状態で攻め込まれることになりかねません。

投資においてもどの様な策(銘柄)でどの時期に仕掛けるか(売買判断)が非常に重要になってきます。

同じ銘柄でも売買タイミングで儲けにも損にもなりうるのです。

それには天候(市場の動き)などの要素も重要になってきます。

桶狭間での織田信長は雨で馬の蹄の音が聞こえない環境を利用して気付かれずに強襲する事ができたのです。

投資においても一見不利な情報だけども急激に上昇したり、逆に好材料でも下落する事は得てしてあります。市場の暴落などはいい例で前触れもなくある日突然暴落するのです。

なかなか動きが鈍い機関投資家(今川義元)に対してこうした条件に機微に対応する事で暴落(悪天候)をチャンスに変える事ができます。

我々は大手の裏をいく基本戦略に加えてファンダメンタル分析で策をテクニカル分析で時期を判断し市場全体の動きからチャンスを嗅ぎ分けて果敢に攻め入るのです。それは正に武田信玄の旗印である「風林火山」の考え方そのものです。

投資家は軍師の素質が必要

戦場ではこういった策を考え実行する条件を決め、戦況の流れから攻守を判断する軍師という存在がいます。まさに我々はその軍師という役割も担っているのだと思います。

軍師は軍配者という言われ方もします。戦国時代、戦を仕掛けるのに天候や吉兆などを読むことのできる存在を軍配者と呼んでいましたが、まさに市場を読むのはこの軍配者の様な能力が求められます。

実際の戦の作戦も大事ですが、「時は今」と判断する能力も重要だと思います。次に実際の戦を仕切る軍師としての能力には何が求められるのでしょう?

軍師の判断が全軍の命運を握っています。当然取るべき戦略戦術の基礎となる豊富な知識と今までの経験、そして決めた事を実行する胆力と言ったものが求められます。

経験、胆力は磨いていけば良いと思いますが、基礎となる知識が最も重要です。

間違った戦略戦術では戦国の世の中で儚く散っていくだけです。素人投資家にはこの戦略戦術に精通している。もしくは自分のスタイルを確立している人が非常に少ない様に思います。

なんとなく上がるのでは。という漠然とした戦術ではたまに勝つことはできても勝ち続けることはできません。勝ち続けていかなければ農民から関白になった秀吉の様にはなれないのです。

そのためには「孫子の兵法」の様な優れた戦術書を会得し、実践の中で活かしていく事が重要です。

自分に合った戦術書を手に入れる

この「孫子の兵法」の様な戦術書(投資指南書)は、全体を俯瞰する戦略的な話から個々の戦術に至るまで実に様々なものがあります。

個々人それぞれの投資スタイルで向き不向きがあろうかと思います。

色んな人の色んな書物を読んで自分に合った投資スタイルを見つけることがまずは肝要です。

私も長年モヤモヤとしながら色々と試しておりましたが、ついに私にマッチした戦術書を手に入れました。それによって明確な戦略と戦術を取る事が出来るようになってきました。

それが、オニールの「CAN-SLIM投資法」です。このブログではCAN-SLIM投資法に基づいて投資を実行し、その検証とブラッシュアップをしていく事を目的としています。

最後に

投資の世界が戦国時代に通じるのでは?

という私の妄想ですが、なんとなくロマンのある話じゃないでしょうか。

一国一城の主として成り上がっていくのを想像するとなんだかワクワクしてきます。

ビジネスの世界においても歴史書や戦術書をベースにした本があり、有名な経営者にも歴史好きな方は多いと思います。

我々も歴史から投資に活かせる術を学び取って相場の世界で勝ち残りましょう!

お薦めの本 -このブログの元となる考え方が書かれた株式投資の必勝法です-

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