CAN-SLIM投資法

「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-

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「CAN-SLIM」は「オニールの成長株発掘法」(パンローリング)で詳細に述べられている銘柄選択のポイントになるキーワードの頭文字を集めたものです。今回は6番目の要素「I」についての概要と実際の投資における活用方法について説明します。

お薦めの本

IのInstitutional(機関投資家)と言われるものとしてはファンドや保険会社などの民間企業から年金などの公的機関まで様々な規模や国の組織があり、そう言った人達の一挙手一投足がマーケットの結果に反映されていくのです。日本の市場の実状を考えると株の保有比率80%が機関投資家です。いかに影響が大きいかがわかりますね。

機関投資家による影響とは

 株が暴騰するには相当な買いの需要が必要です。個人投資家の需要など売り買いも交錯しており株価への影響は分散してしまいます。機関投資家は方針が決まれば一定数の株を集めるためにある期間集中的に売買するため株価に強く影響します。方針が決まれば一定程度はその流れが継続するところがポイントかと思います。例えばインデックスファンドは指標とする指数と動きを連動させるため、新たに指数に組み込まれる銘柄が決まると一定数の株を組み入れます。そこは考える余地もなく機械的に実行されます。そういった機会をうまく捉えて売買する投資手法があるくらいです。
 オニールはこの機関投資家の保有が増加している銘柄を推奨しています。新興銘柄でもおよそ20社程度が保有しているのが望ましいとしています。ただこれは米国市場をベースにした話です。現在の日本市場の実態を考えると売買比率が高いのは外国人投資家です。そういう意味では外国の機関投資家が株主に複数入っているかどうか?が一つの指標になると思います。

株主構成の確認方法

 この機関投資家による保有について、直近四半期で株主数が急増しているかがポイントとなります。さらには業界内でも実績があり影響力のある機関投資家が保有している事が望ましいです。そういった投資家が保有している事でさらなる機関投資家の参入が期待できるからです。
 この機関投資家による保有数を確認する方法ですが、私は「株主プロ」のサイトを使っています。こちらのサイトで銘柄コードで検索して株主タブをクリックします。そうすると時系列で大量保有報告書と変更報告書を見る事ができます。これを見ると主要な機関投資家がいつ参入して買い増しもしくは売却を進めたかが一目瞭然です。またその機関投資家が他にどんな銘柄を保有しているのかも見られるようになっており非常に便利です。直近の株主構成は有価証券報告書を見るしかありませんので、リアルタイムの株主の移動状況はこちらのサイトを参照することをお勧めします。

機関投資家の数と動きに注意する

 機関投資家による参入が増えることはいいのですが、多すぎるのも良くないようです。機関投資家は顧客から集めた膨大な資金を投資する必要があるためある程度時価総額の大きな銘柄に投資するしかありません。こういったファンドがひしめき合うような銘柄だと当然株価の動きは鈍くなりますし、何より市場やこの銘柄に問題が発生した時に一斉に資金の引き揚げが発生する可能性も高くなる訳です。

まとめ

まとめですが、六つ目の要素Iのポイント

  • 外国の機関投資家が複数参加している銘柄を狙う
  • 直近四半期で株主数が急増している事が望ましい
  • 機関投資家による過剰保有は暴落時の下げがキツくなる可能性がある

以上となります。

他の要素は以下よりご覧ください。

1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-

2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-

3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-

4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-

5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-

6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-

7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-

お薦めの本

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