2019年10月推奨銘柄

CAN-SLIM推奨銘柄 ラクス【3923】の選定理由

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ここでは実際の投資銘柄について、CAN-SLIMの各要素に合わせて選定理由の妥当性を検証しています。★は5段階で各要素評価しています。

C -直近四半期利益- ★★★

直近の四半期利益の推移は最新の発表で以下の通りです。

赤く表示してある部分が直近の四半期決算と前年同期の四半期決算になります。

前年同期比でみると売上は30%の伸びですが利益は10%前後の伸びです。

有価証券報告書を見ると順調に数字が積み上がる中で、人材登用や広告宣伝などの投資を積極的に行っていると書かれています。販管費が上昇することで利益の伸びが相殺されています。今四半期はその中でも増収増益は達成できたということです。今後も引き続き販管費は増えていきますので、増収はまだしも増益が達成できるかは微妙なところですね。今年度の投資が来年度の実績に結びついていくことが重要だと思います。

販管費の増加で今後の増収は微妙。来年度の実績に結びついていくかが重要。

A -年間利益増加- ★★★

年度ごとの経営数値は最新発表で以下の通りです。

ラクスは通年の数字目標を発表していません。

修正一株利益(EPS)の伸びは直近で15%。前年度は19.7%増です。

売上は直近で36%成長。前年度は30%増です。売上は充分な伸びです。

売上と利益の伸びを比較するとここでも販管費の増加が伺い知れますね。

一時的な利益の伸びの鈍化は先行投資による結果ですので、そこは投資家にも織り込まれている部分ではないかと思いますが。

ROEとROAは2019年9月の四季報でみますと、

ROE:24.5% ROA:18.6%【基準:ROE 17%以上、ROA 7%以上】

と十分な水準です。

年間利益は毎年度伸びているが販管費増加が影響。ROE・ROAは充分な水準

N -新製品・新経営者・新高値- ★★★★

「インボイス方式」がビジネスに新風を吹き込む?

2019年10月より消費税が増税されましたが、軽減税率を巡って複雑な税体系が導入されたことは皆さんご存じだと思います。

実は2015年に遡りますが、国として2021年度からインボイス方式の導入を義務付けることとしていました。最終的には2023年度に導入がずれ込んだようです。インボイス方式の詳細については難しくて私もまったくわかりません(^-^;ので、以下のサイトをご覧ください。

経理関係者に衝撃走る!インボイス方式導入と事務負担の増大

これによると当然ですが、経理業務のシステム化の波が一気に押し寄せてくるわけです。ラクスは「楽楽明細」というWEB請求書サービスを提供していますが、この「インボイス」需要にも乗ってくると思われます。

これから本格的に導入に向けた動きが増えてくることが予想されます。一気にテーマ化する可能性もありますね。

株価の推移

直近の150週の週足チャートは以下の通りです。

オレンジのラインは10週移動平均線です。

基本的には上昇トレンドとなってますが、2018年7月から調整に入っていました。2019年7月には1年前の水準に戻してきてその後調整を続けてましたが、10週移動平均線が追いつくと同時に分割後の上場来高値をブレイクしました。

このブレイクは販管費増加で下がると思われた利益が上振れしたことによるサプライズだったようです。現在はブレイク後の調整に入っています。

「インボイス方式」でテーマ化する可能性も。株価は上場来高値水準にある。

S -株式の需要と供給- ★★★★

2019年9月の四季報による株価の保有比率は以下のとおりです。

浮動株は4.90%と非常に低いです。経営層の保有率は47.28%となっています。ちょっとした需給で株価が大きく動く可能性があります。

また2019年9月30には株式分割しました。大化け銘柄には成長に伴う株式分割も必須です。分割することで流動性が高まる可能性があります。

浮動株は5%以下と低い。株式分割によって流動性が高まる可能性がある。

L -主導株か停滞株か- ★★★★

2019年9月の四季報による業種と時価総額順位は以下のとおりです。

ラクスはクラウド経費精算システムを開発・運用している会社です。これ以外にもクラウドを利用したサービスの提供をビジネスの柱としています。

クラウド経費精算システムは完全なレッドオーシャンですね。

サイトを見ると46!ものサービスを比較するサイトがでてきます。その中でラクスの提供する「楽楽精算」は累計導入数No1を維持しています。

クラウド型経費精算システム「楽楽精算」3年連続累計導入社数第一位に(プレスリリース)

「先行者利益」を享受するシェアトップ企業であることはビジネスを進める上では有利な立ち位置です。

競争の激しい市場で導入数No1を維持。先行者利益を得ることができる。

I -機関投資家の保有- ★★★★★

最新の有価証券報告書による主要株主の名簿は以下の通りです。

経営者の保有が高いです。まだ個人名がチラチラと見えますね。機関投資家の保有比率が上がってくるといいと思います。

ファンドの上位5銘柄は以下の通りです。

ここで注目する点ですが、1、2、5位に入っているファンドのアドバイザーは全てエンジェルジャパン・アセットマネジメントという会社なんですね。このエンジェルジャパン、高いパフォーマンスを残すプロ集団として有名で、数々のファンド大賞を総なめしています。プロがアドバイスを求めるプロ中のプロなんですね。そのエンジェルジャパンが推している。というのは非常に心強いことだと思います。

エンジェルジャパンからの支持を得ている。外国の機関投資家の増加がカギ。

M -株式市場の方向- ★★

ラクスはマザーズ市場に上場してますが対TOPIXのレラティブストレングスは以下の通りです。

TOPIXは9月に大きく反発しましたが、マザーズは半月ほど遅れて底をつけて反発を始めたところです。ですが、まだ本格的に上昇トレンドに乗ったとは言えない状況です。最近の値動きも見ておきましょう。

このように東証一部に対しては急ピッチにパフォーマンスを改善しつつあります。この状況が継続していくことが重要だと思います。

マザーズ市場は対TOPIXでパフォーマンスを改善。上昇トレンドにはまだ。

ラクス【3923】の総評

CAN-SLIMの考え方に基づいて分析した結果ですが、

点数にしますと71.43点(★25点/★35点中)です。

マザーズ市場がなかなか乗ってこない中ですが、テーマ性は非常に高い銘柄だと思います。PERが100倍を超える状況なのも気がかりではありますが、競争の激しい分野でシェアNo1を保っているという実力で高い成長性を実現してくれると考えています。今後の決算数字も大事ですね。

お薦めの本 -このブログの元となる考え方が書かれた株式投資の必勝法です-
このサイトの情報における注意事項
皆さん重々ご承知のこととは思いますが(^-^;

当サイトにおける推奨内容は一般的に入手できる情報をもとに、CAN-SLIMをベースとした分析を独自に行って記事にしたものです。多分に著者の妄想や都合のいい解釈も含まれております。

どうぞ投資判断はご自身の責任の範疇で行って頂きますようお願いいたします。

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