こんにちは!「あずさん」ことAS Windです。
今年の6月、7月はコロナから経済活動が盛り返したこともあり、かなりサラリーマンとしての仕事が忙しくなりました。まぁ、言い訳なんですが市場分析や個別銘柄の選定に手を抜くと途端に投資の成績もがた落ち。。
継続的に結果を残す。それも投資資金が大きくなっても安定した成績を残すためには常日頃の調査とブレない投資方針がやっぱり大事だなぁ。
8月は例年厳しい地合いになることが多いですから、なんとか時間を確保してしっかりと分析をしていきたいですね。
それでは7月の振り返りと8月以降の戦略についてまとめていこうと思います!
目次
7月の振り返り
日本市場は6月中盤までコロナ・ショックのリバウンドが続きました。月足で見た感じだと6月で上昇の流れが減速した感がある中で7月相場はスタートしました。その後は東証一部と新興市場でやや動きに違いがでてきましたね。
毎年、夏場はアノマリー的に「セルインメイ」や「夏枯れ相場」の影響で停滞することが多い時期です。今年に限っては2~3月にコロナショックがあって例年とは違う展開だったのでどうなるかな?という感じでみていました。
結果、全般的に停滞感の高い日々でしたが最後に大きい動きが待っていましたね。
まずは市場の動きについて振り返っておきます。
説明内容については、以下のページを参照していただくと理解しやすいと思います。
NYダウ 7月日足チャート分析
NY市場は6月に一旦天井をつけたあと、6月後半にリバウンドの流れが見えてそのまま7月前半は上昇を継続。7月14日には大きな陽線で上昇しました。
が、出来高水準は弱い中での上昇。弱々しい上昇を継続する流れは「だまし上げ」を示唆する流れですね。次の日に天井を付けてその後は横這いの流れから27,000ドル近辺で前回天井を越えることなく再び下落に転じて出来高平均を越えるディストリビューションを観測。緩やかな下落となりました。
月末は下落の動きも見えつつ、後半戻す展開で下ヒゲの長いローソク足が出現。出来高も再び平均を越えて終了しました。
ここ2回の下ヒゲの長い展開が底堅さを物語っていますが、ハイテク株を中心とした大型株の上昇が市場を支えた格好のようです。流れが一巡したあとは「売り抜け」の動きが再び観測される可能性がありますね。
上昇トレンド入りを示唆する「フォロースルー」の動きが観測される可能性よりも「売り抜け」の動きを示す「ディストリビューション」が観測されやすい地合いかと思います。
皆さんもディストリビューションが発生した時は充分注意してほしいと思います。
東証一部 7月日足チャート分析
日経平均とTOPIXの日足チャートです。
どちらも6月10日前後に天井をつけてその後はディストリビューションを記録。レンジを形成してBOX相場の様相を見せていました。
その後7月16日にディストリビューションを記録すると下落に転じ、弱い横這いの動きで天井を越えられないと、月末に向けて出来高を増加させながら下落の流れが加速。月末に大きな出来高と大陰線を見せて本格的な「売り抜け」の動きとなるディストリビューションを記録しています。
日経平均とTOPIXの間では日経平均のリバウンドに対してTOPIXが弱い動きを見せるダイバージェンス(乖離)の動きが6月10日以降続いていました。下はダイバージェンス(乖離)の様子です。
面倒くさくて(-_-;)7月分の比較しかしていないのでそれほど大きい乖離に見えないかもしれないですが、日経平均はリバウンドの天井を越える動きも見えましたが、TOPIXは越えることができませんでした。市場全体の流れとしては弱かったと言えます。
31日の下落は日経平均がBOX相場の下限でなんとか耐えている状況ですが、TOPIXは完全に突き抜けてしまいました。7月31日の日記で確認してもらえればと思います。
日本市場は本格的な売り抜けの動き CAN-SLIM投資日記【2020/7/31】
この辺はダイバージェンス(乖離)の影響が出たと言えそうですね。8月以降の相場を占ううえでは象徴的な31日の値動きだったように思います。
新興市場 7月日足チャート分析
JASDAQとマザーズの日足チャートです。
新興市場は東証一部よりも先に下落の兆候が見えました。6月から下落の流れが見えだして、2日に大きなディストリビューションが発生してます。そこからリバウンドの流れとなりましたが、弱く戻した後は出来高を下げて横這いの動き。
マザーズに関してはその間にもディストリビューションが発生し、JASDAQに先んじて22日から下落の流れになりました。JASDAQも日記では見逃していたのですが、28日にストーリングが出ていましたね。そこから流れが急速に下落に向かいました。
3日に記録した安値を切るようだと下落が加速しそうな流れですが、今が瀬戸際という状況です。マザーズはヘッドアンドショルダー(三尊天井)の流れにもなっていて、弱気なサインが盛りだくさんな状況です。
投資家別売買動向をみていても上昇を支えてきた個人の信用買いが徐々に勢いを弱めている状況。下落が加速すると強制決済等による急落局面にもなりかねない状況です。
余程強い動きを見せる銘柄を除いて新興市場は様子見したほうがよさそうです。
今月の投資結果
そんな市場状況でしたが7月の投資結果は以下のとおりです。
はい、惨敗です。(-_-;) いいところまったくなし。
ひどい結果の原因はある程度掴んでいるつもりです。
買いポジションについては利益の出たFringe81の取引以外は出来高を伴った上昇になっていませんでした。単純にチャートの動きだけで判断してしまったんです。
その後いろんなチャートを見ましたが、上昇に入る前には必ずといっていいほど出来高の上昇が伴っています。仮に出来高を下げて調整に入っても、通常の期間に比べると出来高水準はやや高い。しっかりとした出来高の集中があってこその上昇継続なんですね。
残念ながら天井にはこの考えは当てはまらないのですが、上昇前の出来高集中。これは今後マストで意識する点だと思います。
次は売りポジションです。
下手過ぎる。。というのも、天井に関しては明確なチャート上の転換サインがないんです。オニールが言うように「売り抜けは上昇中に発生している」ことが要因なんだと思うんですが。
売り抜けの動きを記録したところでポジションを取ってしまうと、まだ上昇の流れが継続しているので含み損が出てしまいます。売り抜けの動きが見えてから新たな天井をつけるまでは様子を見たほうがいいんだろうなというのが今の仮説です。
NASDAQとマザーズの指数ETFを売っていたのですが、結果的に損切りラインに到達したところから指数は下落をスタート。損切りあるあるな展開ですよね。(-_-;)
売りの難しいところはこんなところにあるのかなと痛感した次第です。
結果として、年初来の成績は以下の状況です。
いいお勉強になりましたね~。この失敗を今後に活かしていきたいと思います。
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