2020年10月投資日記

底堅い日本市場の起爆剤はやっぱり外国人かな CAN-SLIM投資日記【2020/10/09】

投稿日:2020年10月10日 更新日:

皆さんこんにちは!「あずさん」ことAS Windです。

昨日の引け後に先週までの投資家別売買動向が発表されて外国人の買い越しがだいぶニュースになっていたようです。今日は他の投資家の動向も可視化して現在の市場環境について考えてみました。

投資家と言えば、CAN-SLIMにおいて投資家の存在を述べているのは「I」の項目なんですが、この記事だけはブログ開始初期にテキトーに書いて以来(^-^; 更新ができていないんです。

言い訳としては、米国市場と日本市場の規模感とプレーヤーの構成がまったく違うということが主な理由です。この項目だけはオニールの言っていることをそっくりそのまま適用するという訳にはいかない感じなんですよねぇ。。

でもそろそろあの恥ずかしい記事は葬り去りたいので、自分のオリジナルの考えも盛り込みつつ、頑張ってまとめたいと思ってます。

それでは本日の分析スタートです!!

各市場チャート分析

CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNY市場の動きも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。

市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。

NYダウ/NASDAQチャート分析

寄り付きから上昇。その後は上下しながら横這いでしたが最後上昇して高値圏で引けてます。出来高減少。

一方、NASDAQ総合指数はどうだったか。

寄り付きやや高く始まりほぼ横這いの流れで引けています。出来高減少。

ここのところドタバタしてましたが今日は大人しい動きになりました。天井圏での動きになってますので、ここから抜けるか押されるかで市場を見る目は変わりますね。

今晩どういう形で今週終了するか。

日経平均/TOPIXチャート分析

寄り付きやや高く始まりましたがマイナス圏へ下落。後場に入って横這いになりましたが最後やや上昇して引けています。出来高横這い。

対してTOPIXの動きは以下の通りです。

寄り付きからやや低く始まりそのまま下落。最後は横這いからやや上昇で引けています。出来高減少。ダイバージェンス(乖離)は拡大。

18時時点の騰落数は、上げ690:下げ1,405:不変84

せっかく越えた直近天井を割っちゃいました。。TOPIXはさらに下落。なかなか調子を乗せてこれませんね。。

さて、久々に投資家別売買動向を可視化してみました。

ちょっと文字が小さくて見づらいかもしれないですがご勘弁を。。

東証一部は国内証券会社の自己買いが相場を下支えしてますね。コロナ後は一貫して買い越してます。この辺は金融緩和による金余りが功を奏している感じですかね。

海外法人は思惑で売り買いがだいぶ交錯しています。ところどころ記録されるディストリビューションは海外法人の影響が大きいようですね。

自己買いの勢いと海外法人の買い越しが重なるところでは日経平均もグイッと上昇しています。

国内機関投資家の買い支えによる底堅さから見ると急に相場が崩れるようなことはなさそうです。あとは海外法人の積極的な買いが入れば24,000円越えも見えてきそうな感じですね。

JASDAQ平均チャート分析

寄り付きやや高く始まり狭い範囲で上下。後場はジリジリと上昇して引けています。出来高減少。

18時時点の騰落数は、上げ283:下げ296:不変57

超低位株1銘柄消えましたね。。今日は上位3銘柄に出来高が集中しました。

JASDAQ特有のユルユルと上昇する流れが続いてます。

JASDAQの投資家別売買動向です。

海外法人はコロナショックの時よりも売り込んだ時があったんですね。。しかし国内証券会社の自己買いが吸収してます。偉い!

全体的にジリジリ上昇しているのは個人の信用買いですね。給付金や巣籠もり消費の恩恵でしょうか。

JASDAQも東証一部同様、時々ディストリビューションが発生するのは外国法人の売りのようです。。ホントいやらしい動きしてますねぇ。。

また外国法人が買い越してるときに市場が伸びているのも一緒ですね。全体のユルユル上昇は個人信用の安定的な買いのようですが、伸びを加速させるには悔しいですがやはり外国人頼みという感じになっているようです。

マザーズ指数チャート分析

寄り付きから上昇するもその後マイナス圏まで下落。後場に入ってからはプラス圏に浮上してジリジリ上昇。最後は高値圏で引けてます。出来高減少。

18時時点の騰落数は、上げ166:下げ152:不変10

CYBERDYNEの出来高が一気に減りました。上昇上位の出来高は落ち着いてます。この辺が出来高の急落に結びついたか。マザーズは今日も上昇を継続です。

マザーズの投資家別売買動向です。

マザーズは個人現金が常に海外法人を相殺するような形で動いてます。そして個人信用が安定の買い越し。コロナ後の個人信用の買いは凄いですね。。

やはりここに海外法人の買いが重なった時の上昇は勢いがあります。直近、マザーズだけは海外法人の買い越しが続いてますので、この辺が他の市場との上昇率の差に表れているようです。

底堅さは国内投資家の買い支え、上昇の勢いは海外法人次第という感じですね。あぁ。。結局は外国人次第か。。

海外法人はやはり成長株が好きですから、ここんところの新興成長株の上昇にも納得感がでてきます。ここから選定する銘柄についても成長株でまだ外国法人が株主構成に入っていないものを狙ったほうがいいかもしれません。

外国法人が売り抜ける前に利益を乗せて売り抜けたいですね。

このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。

それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。

さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。

市場動向【価格/出来高】

東証一部は下落。新興市場は上昇でした。

出来高は再び落ち着いたようです。

投資銘柄実績とウォッチ銘柄の分析は次のページをご覧ください!

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