皆さんこんにちは!「あずさん」ことAS Windです。
今日のブログはちょっと突っ込んだ題名をつけてみました。
最近の市場の動きは非常に特徴的でこれがなにを表しているのかをずっと考え続けているんですが、いまの段階での自分なりの解釈、仮説が成り立ったので今日はそれを述べてみたいと思います。
この考えはマクロ的(経済、社会、環境等)な要素は完全に排除しており、あくまでもオニールの考え方に基づき、株価と出来高から判断している内容です。
自分の考えをまとめる上で明文化してみてます。一個人の見方としてこんなこと考えているヤツもいるんだ~という感じてみてください。私は予言者ではないので。(^-^;
それでは本日の分析スタートです!!
目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNY市場の動きも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。
市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。
NYダウ/NASDAQチャート分析
寄り付きやや高く始まり大きく上下しながらも横這いの動き。最後は上下幅を縮めながらやや上昇気味で引けています。出来高減少。
一方、NASDAQ総合指数はどうだったか。
寄り付きやや低く始まり下落。その後寄り付き水準まで戻しますがやや下落。その後は横這いの動きで引けています。出来高減少。
再び対照的な動きとなりました。注目する点としては、ブログでは分析していないS&P500がマイナスになっていることですね。全体的にはややマイナス傾向だったことが伺えます。
ずっと上昇を続けてきた米国市場は9月に入ったところから調整の動きが続いています。現在は2度目の天井更新を試みてますが、ダウだけは突き抜けており、S&P500とNASDAQは押し返されています。
正に相場の転換点という感じですね。後程、日本市場の分析をしますが、米国市場のNYSEとNASDAQの関係性も同じと捉えています。
天井局面での動きが今しばらく続くと思いますので、相場の示すサインを見逃さないように引き続き警戒してみていこうと思います。
日経平均/TOPIXチャート分析
寄り付き高く始まり前場は横這いの動き。後場にかけて一段上昇しましたが再び横這いの動き。最後やや急落しましたが戻して引けています。出来高減少。
対してTOPIXの動きは以下の通りです。
日経平均と同じような動きでしたが最後の下落は小さかった模様。高値圏で引けています。出来高減少。ダイバージェンス(乖離)は変わらず。
12時時点の騰落数は、上げ1,478:下げ605:不変92
日経平均は終値で25,000円を越えてきました。実に29年振りらしいですね。先月までは予想だにしてませんでした。。ある意味成長株で相場が押し上がったところからバリュー株への資金流入につながったことが相場全体の底上げにつながったようです。
ここのところの日本市場は成長株が牽引してきました。東証一部市場は時価総額が大きいもしくは値嵩株ほど寄与度が高くなりますが、成長株は時価総額が低く、株価の急上昇が今までの市場を支えていたということになります。
翻って、割安で時価総額が大きな銘柄で市場が上昇をし続けるためには大きな出来高を伴った買いが継続して続く必要がある訳ですが、東証一部は今まさに出来高を集中させて上昇しているというところなんだと思います。
ここのところのJASDAQの出来高の低さやマザーズの出来高を伴った売り抜けの動きを見ていると投資家が成長株から割安株へとシフトしていく過程を見ていたのかもしれません。
さて、この流れですが昨日書いたように、オニールの言うところの「上昇の最終局面」ともとれる動きと考えています。何度も何度も全ての市場の動きを見直して、オニールの本を読みなおして考えてみましたが、やはり私にはそう捉えるしかないという結論です。
今現在、東証一部市場は出来高を集めて上昇中です。昨日は一旦ピークともとれる出来高を記録してますが本日も上昇を継続。まだ流れは当分続くかもしれません。
問題は出来高の減少と相場の上昇の鈍化が顕著になってきた時です。オニールは「重厚長大産業には市場を牽引して株価を上昇させる力はない」と述べています。先程書きましたが、これらの株価を上昇させるにはものすごいパワー(出来高)が必要です。従って早晩力尽きて下落に転じると考えているのかなと解釈しています。
もちろん、割安株が市場を支えている間に次の成長株が再び上昇の兆しを見せてくるかもしれません。そうすると好循環ですね。割安株から再び成長株に資金が回ってきて、市場は急上昇する可能性もあります。
そうなるためには、東証一部の上昇と成長株、新興市場の下落もしくは停滞はまずセットということになります。東証一部の上昇が鈍ってきた時に再び成長株や新興市場が上昇するような動きだとよい流れだと判断できそうです。
一方で東証一部の上昇が鈍ってきたのに成長株や新興市場も鈍い動きだと、これは株式市場から資金が逃げているという見方ができると思います。早晩、市場は全体的に下落に向かうのかなと考えられます。
時期がいつになるかはわかりません。すぐかもしれないですし、まだ先かもしれません。ひとつポイントとして見ているのは、東証一部を牽引していた成長株が7月~8月くらいにピークを迎えていたことです。
オニールは「最もよい空売りポイントは天井をつけてから5~7カ月先になる。」と述べています。そうするとちょうど12月~3月がその時期になります。これらの銘柄は常にチェックしてますので、50日移動平均線を下にブレイクするような動きがあれば要注意だなと思っています。
以上、長々と書きましたが、今後は上記のような仮説のもとに市場がどう動くか見ていこうと思います。
JASDAQ平均チャート分析
寄り付きやや低く始まるもジリジリと上昇。その後は横這いで引けています。出来高減少。
12時時点の騰落数は、上げ426:下げ159:不変45
めっちゃ出来高低いですね。。先程書いたように資金が大型割安株に向かっているのかもしれません。このまま資金の流出が続くのか。
マザーズ指数チャート分析
寄り付き低いところから始まるも上昇。プラス圏に入ってからは横這いの動きで引けています。出来高減少。
12時時点の騰落数は、上げ228:下げ98:不変4
上位2銘柄に出来高集中。決算期でもあるため思惑で株価が動きやすいですね。マザーズは個人が主役の市場ですからJASDAQよりも動きは大きくなりがちです。一旦決算が落ち着いたところで方向性がどうなるかというところはありますね。
先程述べたような展開になっていくのか注目しています。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
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市場動向【価格/出来高】
全市場上昇。ダイバージェンス(乖離)はほとんど変わらず。
出来高は減少傾向。買いの勢いは続くのか。
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