2020年1月推奨銘柄

【推奨銘柄】イントラスト【7191】のCAN-SLIM分析

投稿日:2020年1月7日 更新日:

ここでは実際の投資銘柄について、CAN-SLIMの各要素に合わせて選定理由の妥当性を検証しています。★は5段階で各要素評価しています。

★の評価ですが、なるべく定量的に判断したいと思ってますが、どうしても私の主観が入ってしまいますのでそこはご了承ください。

ここで評価した内容はたとえ高評価でも株価の上昇を約束したものではありませんが、ファンダメンタル的な魅力が高く、うまくテクニカルの流れを掴めば大きく化ける可能性の高い銘柄だと考えています。

あくまでも投資は自己判断ですが、スクリーニングの参考にしていただければと思います。

C -直近四半期利益- ★★★★

直近の四半期利益の推移は最新の発表で以下の通りです。

赤く表示してある部分が直近の四半期決算と前年同期の四半期決算になります。

前年同期比でみると売上は15%の伸びで修正一株益は57.7%の伸びです。

順調に増収増益を達成してきています。この会社の特徴はストックビジネスであることと業界屈指の営業体制だと思います。ストックビジネスは一度契約してしまえば収入が恒常的に発生するのが特徴です。

営業体制については後程「L」の項目で述べますが他のライバル企業との圧倒的な差はここにあると思います。また「N」の項目で述べるとおり、今後もビジネスの拡大は継続する傾向にあります。増収増益の流れは今後も続くと思います。

増収増益の流れ。ストックビジネスと業界屈指の営業体制で順調に成長継続か。

A -年間利益増加- ★★★★★

年度ごとの経営数値は最新発表で以下の通りです。

売上の想定伸び率は前年度比13.2%。修正一株利益(EPS)の想定伸び率は20.5%です。本業の儲けを示す営業益も確実に毎年度伸びています。

ROEとROAは2019年12月の四季報でみますと、

ROE:21.7% ROA:15.9%【基準:ROE 17%以上、ROA 7%以上】

と十分な水準です。

各数字とも順調な成長を示唆。ROE・ROAは充分な水準を維持。

N -新製品・新経営者・新高値- ★★★★

民法改正による連帯保証人制度の変更がテーマ化を呼び込む

ご存じの方も多いと思いますが、2017年5月に「民法の一部を改正する法律」が成立し、2020年4月から施行されることになりました。これによってなにが変わるかというと、「連帯保証人に課される保証額に限度額を必ず設定しなければいけない。」というところがイントラストにとっては最重要になります。

今までは訳もわからず連帯保証人になったあげく無制限に保証することになっていたのが、○○円以内と限定されるわけです。これで何が想像できるかというと、「えっ!こんな金額、保証できるわけないじゃん。契約しません。」とか「もっと金額を下げれば契約します。」ということが発生するわけですね。なにが言いたいかというと債務保証契約のハードルが高くなってしまう。ということです。

もう一つの問題について具体的な例を上げます。マンションを賃貸に出している不動産オーナー(貸主)がいます。この貸主は部屋を借りる賃借人と契約を結ぶ際に連帯保証人を指定します。今までは賃借人が払えなければ連帯保証人に無制限に請求ができたんです。ところが、今後は極度額(連帯保証人の責任限度額)を設定しなくてはならないので、極度額を越えるほどの滞納が発生したら、どこにも支払ってもらえなくなります。

貸主としてリスクを回避するために「家賃債務保証会社」が存在しており、上記のような問題があるため、その存在価値が急上昇しています。イントラストの現在の主戦場はこの「家賃債務保証」です。この分野において、イントラストは5本の指に入る売り上げ規模、営業利益規模であり、時価総額からみても成長性の高い企業と位置付けられます。当然、この恩恵に預かると思われますし、テーマ化した際にはメインの銘柄となってくることが考えられます。

イントラストは「家賃債務保証」を収益の柱としていますが、ここから「医療費用保証」や「介護費用保証」「養育費用保証」といった時代に則した商品の開発を進めています。

後程、「L」の項目で詳細を述べていますが、協業他社に対して優位な財務体質と営業体制を構築しており、そこで得られたノウハウやキャッシュを新商品の開発に活かすことで今後もますます成長を加速していくことが考えられます。

株価の推移

直近の150週の週足チャートは以下の通りです。

オレンジのラインは10週移動平均線です。

先程述べたように民法改正のテーマに乗った銘柄として2017年は大いに上昇しましたが、2018年2月に上場来高値をつけた後は一時的な経営数値の悪化に盛り上がった投資家の熱が冷めて一気に売られています。その流れが2018年12月まで続きましたが、底入れして2019年は一転見直し買いが入りました。

2019年8月に年初来高値をつけた後は調整フェーズに入り、取っ手付きカップを形成しています。現在は出来高も落ち着いて本来の企業価値に基づいた株価ブレイク前の最後のフェーズに入った段階とみています。

まずは取っ手形成の起点となった赤点線の771円をブレイクしてくればと思います。その後2019年の年初来高値をブレイクし、そのまま上場来高値を越える動きにつながると考えています。

民法改正の施行は新たなテーマ化に向けた流れとして注目。
株価は本来の企業価値に基づいた評価で次ブレイクすると再び上昇の流れか。

S -株式の需要と供給- ★★★★

2019年12月の四季報による株価の保有比率は以下のとおりです。

浮動株は7.90%と10%を切った水準です。経営層の保有率は63.10%となっています。ここは「I」の項目でも述べますが、プレステージインターナショナルグループの傘下にいます。プレステージインターナショナルも上場していますが、M&Aを通して同様の業態の会社をグループ化しているホールディング会社です。こちらの会社も非常に魅力的なファンダメンタルを形成しています。

イントラストは時価総額が155億円とまだまだ規模が小さく大化けの可能性が高いと思います。株価は2020年1月現在で700円台です。今後、株価上昇とともに株式分割等も行われるでしょうから、さらなる上昇も期待できると思います。

浮動株は10%以下。時価総額が155億円と小規模。株式分割による上昇の可能性も。

L -主導株か停滞株か- ★★★★★

主要な競合企業との財務数値を比較します。

発表されている最新の決算予想数値と2年前の決算数値を比較して3年間の伸び率を算出しています。

a.通期経営数値の3年間の伸び率比較結果

直近の四半期決算と前年同期の決算数値を比較して伸び率を算出しています。

b.最新の四半期利益の前年度との比較結果

CAN-SLIMの判断根拠となる財務指標をピックアップして比較します。

c.主要財務指標の比較結果

三つの表を比較すると7183や7187のほうが伸びしろがあるように見えますが、この2社は赤字から黒字に転換したばかりであるため、経営の安定性に欠けています。

c.主要財務指標の比較結果を見ればその差は歴然です。2社ともROAと売上高営業利益率が非常に低くなっています。これは有利子負債が多いため成長スピードが遅いことを示しています。また、損益分岐点が低くなるため、ちょっとした数字のブレですぐに赤字に転落する危険性を示唆しています。

イントラストの注目すべき点は売上高営業利益率の高さです。これは営業手法が自前の営業部隊のみではなく、提携先の営業とセット提案してもらうことを基本的な営業スキームとして考えており、少ない営業人員でも十分カバーできることを表しています。業態を拡大するうえでもこのスタイルを踏襲することを基本として考えていることがIRで発表される内容を見ていると伺い知れます。

以下のリリースも最近導入を進めている医療費用保証の商品ですが、うまく提携企業のビジネスと絡めてWinWinの状態を作りながら拡大しているのがわかりますね。

イントラスト---エランと医療費用保証分野で業務提携(ROUTERS記事)

同業他社に対して圧倒的な経営基盤と営業スキームを構築。成長企業として業界の中心となる存在。

I -機関投資家の保有- ★★★★★

最新の有価証券報告書による主要株主の名簿は以下の通りです。

筆頭株主はプレステージインターナショナルです。元の筆頭株主は桑原豊氏(現代表取締役社長)ですが、リーマンショックで一時的に経営が悪化した際にプレステージインターナショナルが支援をして、そこから傘下に入っています。プレステージインターナショナルはエンド・ユーザーに対するソリューション提供を理念にしてM&Aで業態を拡大させています。イントラストは中核をなす優良企業ですからそう簡単には手放さないと思います。当面は安定株主として君臨するでしょう。それ以外にも外国人投資家が増加していることが見て取れます。

ここの注目点は組み入れファンドの状況です。

毎度取り上げておりますが、エンジェルジャパン・アセットマネジメントがアドバイザーを務めるファンドを赤く塗りました。

プロがアドバイスを求めるプロ中のプロ集団。抜群のパフォーマンスを残す彼らが推しに推しているのがイントラストです。ファンダメンタル的な要素としての後ろ盾は充分だと思います。

親会社が安定株主で外国人投資家が増加中。エンジェルジャパンが強力に推している銘柄。株価の急落には結びつきにくいと考えられる。

M -株式市場の方向- ★★★

東証一部市場の相場の方向性については、先日コラムで書いた記事の通りですのでそちらをご覧ください。

アノマリーから見える2019年10月以降も相場が上昇するという明快な理由

現在の東証一部市場は24,000円を節目に膠着状態です。中長期では上昇基調と考えていますが、直近では調整に入る流れもありそうです。

イントラストはその他金融業に当てはまる銘柄です。その他金融業とTOPIXのレラティブストレングスを確認してみましょう。

東証一部市場は9月から上昇の流れで現在一服しています。その他金融業はTOPIXよりもパフォーマンスが低かったのですが、上昇の流れに乗って遅れを取り戻してきています。このままTOPIXをアウトパフォームして市場をけん引するセクターとなるかはまだまだわかりません。市場の変化には注意しながらの取引となりそうです。

東証一部は上昇基調だが現在は調整。その他金融業は出遅れから追いつきTOPIXを越える勢いか。

イントラスト【7191】の総評

CAN-SLIMの考え方に基づいて分析した結果ですが、

点数にしますと85.71点(★30点/★35点中)です。

ポテンシャルは非常に高いと思っていますが、株価が大化けするにはうまくテーマ化することやサプライズな上方修正などの要素が重要になってくると思います。

イントラストの魅力は、財務健全性と効率的な営業体制というベースを構築して、そこに時代にマッチした保証商品の開発が伴っていることだと思います。

今後の成長性のカギはこのスキームが順調に回転しつづけることです。それが続く限り、長い目で見てもかなりの成長を果たしていくのではないかと考えています。


 

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CAN-SLIM投資とは?

CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。

1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-

2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-

3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-

4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-

5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-

6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-

7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-

お薦めの本 -このブログの元となる考え方が書かれた株式投資の必勝法です-
お薦めの本 -初めてオニールと出会ったのがこの本。投資方法に悩んでいる人は必読の書。自分にピッタリの投資家に出会えますよ-
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皆さん重々ご承知のこととは思いますが(^-^;

当サイトにおける推奨内容は一般的に入手できる情報をもとに、CAN-SLIMをベースとした分析を独自に行って記事にしたものです。多分に著者の妄想や都合のいい解釈も含まれております。

どうぞ投資判断はご自身の責任の範疇で行って頂きますようお願いいたします。

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