2021年03月投資日記

今日の流れからは下落に向かう意思を感じるが来週からどうなる? CAN-SLIM投資日記【2021/03/19】

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皆さんこんにちは!「あずさん」ことAS Windです。

昨日は大阪に行っていたため日記はお休みしました。その昨日は大きく上昇した市場でしたが昨晩の米国市場の動き、それから本日の日銀のETF購入方針変更で冷や水を浴びせられたような形になりました。日銀は購入額についても消極的な発言を行っており、間接的には金融引き締めの意思を示しているように思います。

元々はインフレターゲットを定めて始めた黒田総裁の金融緩和策ですが一向に達成する様子がないまま株価は上昇。それに輪をかけるようにコロナ対策による金融緩和の効果もあり、ここのところの株式市場は30年振りの活況となっている訳です。

コロナ前に関してはある程度想定内で金融政策も検討できていたと思いますがコロナは正に寝耳に水。インフレ率は達成できず株価ばかりが上昇する今の状況にやや危機感を抱いてきたのかなという感じがします。既に打つ手も限られてきており、この辺で出口を探り出している。その辺の動きがここ数日のアナウンスです。

そういう意味では、日銀はある程度の株価下落は許容しようという方針なのかもしれません。このままバブルが膨れて急激な下落で経済を冷やさないため、徐々に下落トレンドへ仕向ける流れをつくる。その辺の意図があるのかな。。という感じでいます。

今日の市場の流れにはやや下落に向かう方向を感じたのですが、上記のこともあり、今後のシナリオとしては悲観的な見方をしています。そんなことはお構いなしに上昇するようであれば、また練り直しという感じです。

それでは本日の分析スタートです!!

各市場チャート分析

CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNY市場の動きも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。

市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。

NYダウ/NASDAQチャート分析

前日比-153.07ドル(-0.46%)の32,862.30ドル、出来高増加。ディストリビューションです。

一方、NASDAQ総合指数はどうだったか。

前日比-409.03(-3.02%)の13,116.17、出来高増加。ミニ・ディストリビューションです。

ダウは一昨晩は最高値更新でしたが昨晩はディストリビューションで下げました。引けにかけて急落してます。出来高はそれほど増加した感じではないですね。昨晩はアップル、マイクロソフトなどのハイテク株が下げたんですが、ボーイングも同時に下げました。今までは逆の動きだったんですけどね。。下げ優勢な感じです。50日移動平均からだいぶ乖離しているので調整で下落してもおかしくないですね。

ここのところはディストリビューションを連発して50日移動平均までの調整を繰り返しています。3度目の調整があるとして、果たして今回はどうなのかという感じです。

NASDAQは再び50日移動平均を割り込んできました。激しく下げましたが出来高はそれほど増加せず。ミニ・ディストリビューションとなってます。直近天井を突破できずに下がりました。ヘッドアンドショルダー(三尊天井)からネックラインを割り込んだような流れ。

ダウ、NASDAQともに下落に向かうような雰囲気になってます。流れを断ち切るような上昇がこのあとあるのか。

日経平均/TOPIXチャート分析

前日比-424.70円(-1.41%)の29,792.05円、出来高増加。ディストリビューションです。

対してTOPIXの動きは以下の通りです。

前日比+3.70(+0.18%)の2,012.21、出来高増加。ストーリングです。

昨日は大きな上昇を見せた東証一部市場でしたが今日は面白い動きになりましたね。日経平均が大きく下げてTOPIXはプラスで引けるという今までとは逆のパターンできました。騰落数も70%弱が上昇。どうやら日銀がETFの購入方針をTOPIX型のみに限定したことが原因と言われています。

ファーストリテイリングが爆下げしてますね。それ以外に下落した銘柄を見ていくと、日経平均と同じようなダブルトップを形成している銘柄が多かったようです。一方で製造や不動産、金融は上昇という流れだった模様。三菱UFJフィナンシャルGが2日連続で大きな出来高を集めて上昇してます。

いずれにしてもディストリビューションとストーリングが発現しています。売り抜けの動きが見えていたことは事実です。TOPIXは50日移動平均からの乖離も大きくなっており、日経平均はダブルトップを形成しそうな流れ。ここからTOPIXが下落に向かうと日経平均は50日移動平均を突破していくような勢いになりそうです。そうなるとダブルトップもネックラインを越えて完成になりそうですね。

下落トレンドを意識する展開が今後も続きそうです。

JASDAQ平均チャート分析

前日比+6.75(+0.17%)の3,932.24、出来高減少。

JASDAQだけは順調な展開が続いています。寄与度の大きいハーモニックDSは四季報効果もあり上昇してます。出来高上位には久々に超低位株以外が顔を出してきました。しかし相変わらず出来高が低い中での上昇。50日移動平均からの乖離が大きくなっているので一旦は調整の流れも考えられます。

東証一部が怪しい中でJASDAQはどう展開していくのか。

マザーズ指数チャート分析

前日比-19.49(-1.56%)の1,230.04、出来高増加。ディストリビューションです。

昨日は50日移動平均を越えましたが今日は再び割ってます。NASDAQをなぞるような展開になってますね。ヘッドアンドショルダー(三尊天井)を形成したような流れになっており、ネックラインで跳ね返された。とも見える展開。。このまま下落して200日移動平均を割ればダメ押しという感じです。

全般に下落の方向に向かい、新興市場は本格的な下落トレンドというような展開に見えてきますが、ここから市場はどちらに向かっていくでしょう。個別銘柄としては空売りを検討する地合いなのかなと思います。

このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。

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投資銘柄実績とウォッチ銘柄の分析は次のページをご覧ください!

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