【2019.6.8】北の達人コーポレーション【2930】の選定理由・その2


CAN-SLIM投資法を利用して実際に投資を行なっている事例を紹介します。
今回は北の達人コーポレーション【2930】です。

以前一度分析していますが、再度ブレイクしたことと、新たな分析手法を検証する意味も含めて書き直しました。


CAN-SLIM投資法に関連する注目ワードは強調して表示していますので参考にしてください。

ファンダメンタル分析

選定理由は前回と大きく変わっておりませんが修正、追記のうえ再掲します。

健康食品や化粧品中心のネット通販会社である北の達人コーポレーション。一見するとどこにでもある事業内容ですが、この会社のすごいところはその圧倒的な商品品質の高さです。これは私自身が商品を利用して実感しているところですが、他の似たような商品に対して感動するほどの差があります。一度買って試してほしい感じです。とにかく一度買うと病みつきになりますが、そういったファンを獲得して爆発的に通信販売の売り上げを伸ばしています。

いま現在、国内を中心とした販促活動を展開していますが、着々と海外進出への準備を進めています。日本の化粧品は品質が高いことで海外から注目されており、化粧品銘柄の株価も越境ECなどの売上増もあり、17年度頃からあげていますが、一流企業を含めた中でも最高峰の存在だと思っています。海外展開を本格的に始めたとき、その成長性はものすごい勢いで爆発するのではないかと期待しています。

業績について以下にまとめました。わかりやすくするため決算予想数値として発表されている最終年度の数字を100%として、年度ごとの割合を表示しています。

北の達人コーポレーション【2930】業績 グラフ
北の達人コーポレーション【2930】業績
北の達人コーポレーション【2930】ファンダメンタル要素

前回の分析から19年度の数字が確定されており予想よりも下げて着地しています。20年度予想も下方修正です。理由としては広告宣伝費への投下等です。ただ決算発表後も急落することなくむしろ上昇が始まっています。先行投資として捉えられている印象です。また、業績拡大を見越した人員や拠点の強化を行っています。いまは爆発する前の準備段階と捉えています。

ただ、それでも成長性が失われた訳ではありません。売上・利益とも理想的な右肩上がりです。あいかわらず売上・利益とも驚異的な成長を見込んでいます。一株利益については、ほぼ年率40%以上の成長を予定しています。驚くのがこの数字が株式分割を繰り返しているのに維持されている点です。株式分割をすれば株式数が増えていわゆる希薄化がおきます。1株当たりの利益は当然減るのですが、それを補ってあまりある程の成長ぶりです。
ファンダメンタル要素についてもROEは最終年度に47.4%を想定しています。あいかわらずのお化けぶりは維持しています。繰り返しますが、まさに成長企業の中の成長企業といえます。

チャート分析【2018/6/4-2019/6/7】

チャートですが、前回からの変更点について解説します。

  1. 2018年4月迄テンバガーを達成する程あげてきた株価が下落基調となりました。その後、19年1月に出来高を上げて株価上昇したため取っ手形成に入ったと判断しました。
  2. その後ブレイク後の調整期間(振い落し)に入っており、4月の決算発表で下方修正なのにブレイク。上昇基調に転じたと考えました。
  3. ところが再度調整の動きが入ります。オニールによればブレイク後の調整は50%程度の銘柄で発生するとのこと。前回のピボットポイントを割ることなく調整が終了したことから上昇基調は変わらないと判断しました。ある意味、ここが取っ手の形成だったかもしれません。このへんは判断が難しいところです。
  4. そして、先週は機能性表示食品への採用をきっかけとして出来高増でブレイクポイントに迫ってきていました。そのまま、今週はブレイクポイントを越えてきています。なので、ここがインするタイミングと考えています。

レラティブストレングスの検討

株価が市場に対してどれだけ強い動きを見せているかをレラティブストレングスと定義しています。ここでは1年前(上場して1年未満の場合は上場時)の株価を0としてそこからの変化率を算出してグラフにしています。同様に算出した上場されている市場の指標と比較する事で選択した銘柄が市場のパフォーマンスより強い動きを見せているかどうかを確認します。

北の達人コーポレーション【2930】のTOPIXに対するRS

最近の動きですが、市場が下落から横這いに転じた中、株価を徐々に伸ばしてきていました。そして最近は市場がやや下落基調に動いていますが、上下動を繰り返しながら上昇のスピードを速めているように見えます。市場よりも高いパフォーマンスを示す力強さが戻ってきたように思います。

信用買残と株価の関係について

信用買残と株価の関係

今回は新たに信用買残と株価の関係をグラフにしてみました。株価が継続的に上昇するためには下落の圧力が低くなくてはいけません。下落の圧力をどのように図ろうかなと考えていた時に、やはりわかりやすいのが信用残の推移かなと考えました。

北の達人については売り残よりも買い残のほうが圧倒的に多かったため、信用買残の残高のみを抽出してみました。すると、北の達人は株価が最高値近辺の頃に600万株超の買残がありましたが、最近は200万株近辺まで減少していました。株価も買残の減少とともに下落。売り圧力が相当高かったことがわかります。

そして、買残の減少終盤では株価は上昇に転じています。この辺で売り圧力が相当下がってきていたと考えました。そして、最近は買残も増加に転じて株価も上昇を始めています。次の仕込みの動きが始まったのではないかと推測しています。


今回は以上の考え方で北の達人への投資を実施したいと思います。現在、打診買いの状況ですが、市場や株価の推移を見ながらどのタイミングで増し玉していくかを検討していきたいと思います。

また、予想に反して下落した場合は8%で損切りする予定です。

CAN-SLIM投資とは?

CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。

1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-

2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-

3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-

4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-

5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-

6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-

7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-

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