【2019.4.22】医学生物学研究所【4557】の選定理由


CAN-SLIM投資法を利用して実際に投資を行なっている事例を紹介します。
今回は医学生物学研究所【4557】です。
CAN-SLIM投資法に関連する注目ワードは強調して表示していますので参考にしてください。

ファンダメンタル分析

 臨床検査薬・研究用試薬製造を扱う医学生物学研究所。なぜか合成ゴムを扱うJSR【4185】に2015年10月に買収されましたが、JSRの買付目的を見ると新事業領域としてライフサイエンス事業を成長させる方針を立てており、先端医薬品研究用試薬や診断試薬の事業化を進める中でシナジー効果を期待しているということです。この統合効果は徐々に発現してきていますが、より規模の小さい医学生物学研究所のほうに経営的なインパクトが大きくでると思います。
 業績について以下にまとめました。わかりやすくするため決算予想数値として発表されている最終年度の数字を100%として、年度ごとの割合を表示しています。

医学生物学研究所【4557】業績 グラフ
医学生物学研究所【4557】業績 グラフ
医学生物学研究所【4557】業績
医学生物学研究所【4557】業績
医学生物学研究所【4557】ファンダメンタル要素
医学生物学研究所【4557】ファンダメンタル要素

 グラフについては綺麗に右肩上がりになるのが理想ですが、今までこのブログで扱ってきた銘柄から見るととんでもないグラフになっていると思います。とても良好な経済条件とは言えないこの銘柄を選んだ理由ですが、それは将来性です。研究開発系の会社はどうしても研究開発費が膨らみ商品が開発されるまで赤字の状況が続きます。また医学生物学研究所の場合は買収などもあり社内外の環境が大きく変わったため体制づくりにも時間がかかります。そんな中ですが、営業利益は前年度比40%以上の増加を保っています。純利益は大きくブレていますが構造改革に伴う特別損失が発生しているからです。そして19年度ですが経常利益が1600%という驚異的な復活を遂げ、先日上方修正が発表されました。20年度も数字はグングン伸びています。気がかりなのは売上が伸びていないことです。21年度以降に利益とともに大きく売り上げが伸びれば最高ですね。
 ファンダメンタル要素ですが、現在時点で魅力的な要素は見られませんが、前述したようにここから驚異的に数字を改善していき、近い将来は他の銘柄と同様に高い成長性を備えた企業体質になると考えています。

チャート分析【2018/4/23-2019/4/19】

医学生物学研究所【4557】週足チャート分析

チャートですが、以下流れに沿って解説します。

  1. 買収が発表されたころをピークとしてその後2017年まで横這いの状況でしたが、そこからズルズルと下がり始めました。2018年10月に出来高を上げて戻り高値を付けてベース形成期間に入りました。
  2. ベース形成期間に出来高を下げつつ株価も下げて大きな取っ手付きカップを形成します。最近多いのですがアラジンランプ型です。取っ手形成時には大きく出来高を伸ばしました。
  3. 取っ手部分で出来高を下げながら調整が入って、ピボットポイントを出来高を上げながらブレイクをしたのが8週間後です。
  4. その後すぐに2段目のベースを形成しました。出来高を落として十字線を形成する「平底型ベース」です。そして3週間後に2度目のブレークをしました。
  5. 翌週には決算を控えており、かつ今回はファンダメンタル的には非常に不安定な銘柄となっているため、まずは打診買いを行い、決算の結果と株価の動きを見ながら予想通りであれば積み増しをしていきたいと考えています。

レラティブストレングス

 このブログでは株価が市場に対してどれだけ強い動きを見せているかをレラティブストレングスと定義しています。ここでは1年前(上場して1年未満の場合は上場時)の株価を0としてそこからの変化率を算出してグラフにしています。同様に算出した上場されている市場の指標と比較する事で選択した銘柄が市場のパフォーマンスより強い動きを見せているかどうかを確認します。

医学生物学研究所【4557】のJASDAQに対するRS

 当初は市場の流れも下降トレンドであったこともありますが、市場以上に加速度的に下落していました。一部反発しているところもありますが、山の位置が市場とほぼ同じであることから一時的な流れであることがわかります。その後市場がトレンド転換すると同時に上昇しており、トレンドに同調した動きになっていることがわかります。その後、市場が横這いになりましたが、この銘柄はむしろ株価を急速に伸ばしてきており、非常に強い動きとなっています。あらたな成長期を迎え市場をけん引する存在になってくれればと思います。

CAN-SLIM投資とは?

CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。

1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-

2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-

3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-

4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-

5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-

6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-

7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-

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