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市場概況と今後の注目点
6月1週目の木曜日。昨日のNY市場は雇用者統計にマイナスの要素があったものの続伸。FRB議長からも利下げに好意的な発言があったことのほうが勝ったようです。
一方、日本市場は朝方から軟調なスタート。日中帯は上げたものの、引けにかけて急落しています。新興市場も同様の動き。市場全体の出来高は下がってきています。大口は引き続き様子見のスタンスのようです。ちょっとしたニュースに乱高下するのは個人中心の値幅取りゲームの影響かと思います。一部の材料銘柄は急騰急落の状況です。こういう時はじっくりと次の投資に向けた準備を進めておくのが賢明かと思います。
米の動きもありますが、中国の動きのほうが気になります。今や新興企業にとってのお得意様は中国です。越境ECなどを主戦場とする企業は中国市場の成長とともに様々な規制がどのようにかかってくるかで業績に大きな影響があります。中国の動きは要注意だと思います。私が今注目しているセクターもやはり中国絡みです。
最近注目しているのは時価総額です。オニールも言っていますが、市場には次から次へと新しい企業が参入し、その中から次の大化け銘柄が生まれてきます。時価総額がある程度大きくなった銘柄は事業も複雑化し、なかなか成長路線を継続するのが難しくなります。
しかし上場したての会社は最初のビジネスモデルである程度の成長を持続できます。また場合によってはそのビジネスモデルで時流に乗って大きく成長する可能性もあります。
この時価総額がどのくらいまでが、最も成長する企業といえるのかを調査してあぶりだしたいと思っています。
いろいろと調査・研究したいことが山積みになってきました。。限られた時間ですが、徐々に取り組みを進めたいと思います。
市場動向【価格推移】
週偏差率 = (本日の市場価格 - 週平均価格) ÷ 週平均価格
市場動向【出来高推移】
週偏差率 = (本日の出来高- 週平均出来高) ÷ 週平均出来高
6月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
■医学生物学研究所【4557】前日比-4.48%
医学生物学研究所の選定理由はこちらです。
【2019.4.22】医学生物学研究所【4557】の選定理由
本日のチャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=4557.T&ct=b
朝は高く始まりましたが、前場後半から売り板が厚くなってきていました。後場に入ってからは利確の流れ。値を大きく下げています。
市場概況に書いたとおり、当面は個人の売買が中心です。医学生物は増担保解除を材料として上昇していましたので、利確で下がるのは致し方ないと思います。
ただ、これ以上下がるのも流れを取り戻すのに時間がかかるため、3,000円のラインは保って今週は終えてほしいところです。明日は週末ですので利確の動きがどこまで続くか大事なところです。
仮に出来高伴って大幅上げて終了するシナリオだと大口の介入が意識されます。「上昇後の狭いフラッグ」が完成したことになります。来週からさらに上に向かって伸びることが期待できます。
■北の達人コーポレーション【2930】前日比-0.50%
北の達人コーポレーションはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.4.16】北の達人コーポレーション【2930】の選定理由
チャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2930.T&ct=b
今日も下落中心の流れでした。売り板が非常に厚くなってます。ここ2週間は昨年4月以来の出来高を伴っての上昇ですので粘ってほしいところです。北の達人はホントにお化け成長企業ですので、近いうちに再び大きく上昇すると思っています。
ピックアップ銘柄
■PKSHA Technology【3993】
PKSHA TechnologyはCAN-SLIMで選定した銘柄です。
【2019.3.29】PKSHA Technology【3993】の選定理由
チャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3993.T
調整入りしてから9週間経ちました。週足で見るとブレイクしてから上がるでも下がるでもなく。。平底型ベースというよりは本格的な調整のようです。そうなると前回ブレイクのピボットポイント5,740円を割らないで粘るかどうかです。引き続きウォッチしていきたいと思います。
■GA Technologies【3491】
チャートと出来高は以下サイトをご参照ください。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3491.T&ct=b
他銘柄が下げる中で粘っていました。市況に合わせて調整が入るほうがいいなと思ってます。まだ上がるのは早い。。。
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-