2020年05月投資日記

3つの懸念に変化なしで下目線は変わらず CAN-SLIM投資日記【2020/5/12】

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皆さんこんにちは。「あずさん」ことAS Windです。

本日から今週いっぱいは在宅勤務です。皆さんもそうかもしれませんが、在宅勤務にもすっかり慣れてきました。最近毎日WEB会議をしてます。コロナ前はWEB会議なんてほとんどしたことなかったんですが。。やってみるとこれで結構コミュニケーションは取れてしまうんですよね。まぁ、話している時に相手の反応がわかりづらいという感じはまだしますが。

でも、確実に今後のコミュニケーションの在り方が変わりそうですね。

さて、今日の市場は結果的にはあまり変化のない動きでした。市場平均の変化になぜ動きが少ないかについては株価と出来高、それから市場指数の成り立ちにフォーカスすると見えてくることもあります。

なぜ出来高急増で動きが少ないのか、逆に出来高が少ない中で株価が動くのはどういうことなのか、そういうところも注意してみていくと色々見えてきそうですね。

それでは、本日の分析スタートです!!

各市場チャート分析

CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNYダウも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。

市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。

NYダウチャート分析

昨晩のNYダウは下落。朝方低いところから始まりジリジリ上昇しました。午後に入ってプラス圏まで戻す場面もありましたが上下を繰り返した後は下落して引けています。出来高は増加。

先週末がリバウンド後最も低い出来高でしたが本日はそこからやや増加での指数下落です。ディストリビューションの現象ではあるんですが、それほどの出来高増とは思えなかったので「?」をつけています。

出来高が上がってこないと明確な流れというのはまだまだ見えてこないと思います。

日経平均チャート分析

本日は下落。朝方は小高く始まりましたが、その後は前日終値を挟んで上下する動き。後場は安値近辺からジリジリ上昇しましたが最後はマイナス圏に下げて引けています。出来高は減少。

ほぼ横這いの動きとなりました。出来高も減少。やや膠着状態の動きになりました。さて、これまでの上昇相場を支えてきた銘柄の動向はどうだったでしょう?

エムスリー【2413】は+0.14%、中外製薬【4519】は+1.61%、任天堂【7974】は+2.77%、神戸物産【3038】-0.97%です。

最近の下落からややリバウンドした銘柄もあります。しかし再び上昇の流れに戻るほどの上昇ではありません。神戸物産は調整の底にきています。ここからの動きが市場平均とどう連動してくるのかを見ていこうと思います。

TOPIXチャート分析

本日は下落。日経平均とほぼ同じ動きとなりましたが、後場の上昇の動きは日経平均のほうが強い動き。その結果TOPIXのほうが下落率が高くなりました。

12時時点の騰落数は、上げ840:下げ1,244:不変87。

主要な上昇銘柄としては+9.80%のアイフル【6727】が出来高1位で5.5%を集めています。+10.94%のアプラス【8589】など、今日は金融株に需要が向かったようですね。出来高上位の銘柄はマイナスで引けた銘柄が多かったようです。上昇率上位の銘柄は小粒の銘柄が多い印象。

日経平均は株価の単純平均ですから値嵩株の影響が大きくなり、TOPIXは時価総額の影響が大きくなります。日経平均は日本を代表する225銘柄の平均値ですから、日本経済の勢いが見えますがやはりTOPIXのほうが相場の実態を表している数字といえそうです。

最近の値動きはそういう意味では値嵩株のリバウンドが中心なんだといえそうです。TOPIXが天井を更新していく動きを見せていくと上昇の流れも確認できます。

JASDAQ平均チャート分析

本日は上昇。朝方は小高く始まり急落して一時マイナス圏に入りましたが、すぐに急上昇。あとは横這いの動きで引けています。出来高は上昇。

12時時点の騰落数は上げ346:下げ268:不変43。

本日は-31.65%のテイツー【7610】が市場の24%強を占める出来高、+24.60%のプロルート丸光【8256】が11%の出来高占拠率、-15.70%のテラ【2191】、+30.77%のオンキョー【6628】がそれぞれ10%程度を占めています。

出来高の割に値動きが小さいですが、JASDAQ平均が単純株価平均であることを考えると、今の100円以下の低位株が躍動するJASDAQ市場は個別銘柄の動きの割には平均値に影響を与えてこないということだと思います。

JASDAQ市場の上昇にはそんな状況が含まれていますので、出来高を伴った指数上昇にも単純に喜べない部分がありますね。

マザーズ指数チャート分析

本日は上昇。朝方は小高く始まり前日終値を挟んで上下する動き。最後はかろうじてプラス圏で引けました。出来高は減少。

12時時点の騰落数は上げ178:下げ132:不変11。

今日も昨日と同じ銘柄が出来高四天王ですね。アンジェス【4563】は-10.07%で約22%の出来高を占めました。-6.06%のメディネット【2370】が約13%、+6.63%のAiming【3911】が約10%、+9.80%のプレシジョン・システム・サイエンス【7707】が約8.9%でまでを合わせて約55%の出来高占拠率。

アンジェスは前日から出来高60%減です。その他も下がっているため全体の出来高が急減したようです。上位4銘柄の影響が多分に出来高の動きに反映されていますが、この中でマザーズ指数に影響が大きい時価総額の大きな銘柄はアンジェスのみです。ドラスチックな出来高の動きの割には相場は落ち着いているのかもしれません。

このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。

それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。

さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。

市場動向【価格/出来高】

JASDAQは実際の値動きよりも個別株は激しく動いています。それ以外の相場には動きに膠着感がありました。

JASDAQは値動きに対して大幅な出来高の増加。低位株中心の相場が続いています。マザーズはアンジェスの動きに落ち着きがでてきたか。

5月分 CAN-SLIM投資銘柄実績

買いポジション

本日はノーポジです。。。

売りポジション

ソフトバンクグループ【9984】株価前日比+0.41%

直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は上昇。朝方はマイナス圏も一時ありましたが、前場上昇してプラス圏に。その後は横這いの動きで引けています。出来高は昨日に続き低い水準。動きに停滞感がでてきています。今週はこの流れが続くのか。

ソニー【6758】株価前日比+0.17%

直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は上昇。朝方小高く始まりやや下げましたがほぼ横這いの動き。引けにやや下げました。出来高は減少。上ヒゲ陰線です。やや動きに停滞感がでてきたか。引き続き様子を見ていきます。

神戸物産【3038】株価前日比-0.97%

直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は下落。朝方は小高く始まりましたが、ズルズルと下落。安値圏で引けています。出来高は減少。引き続き弱い動きが続いています。調整の底値圏まで落ちてきました。ここから底を割るのか、粘りの動きを見せるのか。引き続き様子を見ていきます。

CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。

AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」

AS Wind流投資手法 売りの戦略と株を売るタイミング

空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。

ピックアップ銘柄

今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。

オプティム【3694】株価前日比+1.21%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は上昇。朝方はマイナス圏でしたがジリジリ上昇。後場に一時マイナス圏まで落ちましたが最後急上昇して引けています。出来高は増加。なかなか底堅い動きでした。引き続き様子を見ていきます。

売却後の動き

実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。

チームスピリット【4397】株価前日比+2.94%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は下落。朝方はマイナス圏でしたが、ジリジリ上昇。後場に急上昇しましたがその後はズルズルと下落。最後は横這いで引けています。出来高は減少。引き続き調整が続くのか様子を見ていきます。

Amazia【4424】株価前日比-3.04%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は下落。朝方は高く始まりましたがズルズルと下落。後場は横這いの動きで安値圏で引けています。出来高は大幅上昇。IRで上方修正を発表したようですが利益確定の動き。よくない流れですね。明日以降も厳しい状況が想定されます。引き続き様子を見ていきます。

チエル【3933】株価前日比+1.94%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は上昇。朝方はマイナス圏で始まりましたがジリジリと上昇。その後は下落しますがすぐに横這いとなり引けました。出来高は減少。調整の動きです。引き続き様子を見ていきます。

アンビスホールディングス【7071】株価前日比-2.81%

直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。

本日は下落。朝方一時プラス圏もありましたがすぐに下落。後場にかけてジリジリ上昇しましたが最後は急落して引けています。出来高は増加。ちょっと嫌な流れですね。再び10週移動平均を割っています。引き続き様子を見ていきます。

明日の一手

東証一部は上昇一服の動きでした。NYダウにはディストリビューションと疑われる動きが。そんな中で今週はここから決算のピークを迎えます。

決算時の流れはその後3カ月のトレンドに影響を与えることは決算分析で見えてきています。ウォッチ銘柄のチャートを見ていただいても下に決算時期を明示していますが決算と同時にトレンド転換していることが伺えます。

本日もAmazia【4424】が上方修正にも関わらず下落の動きを見せています。Amaziaも2019年の上昇相場を引っ張ってきた主導銘柄です。この辺がトレンド転換して大きく崩れるようだと、材料株に支配される新興市場も先行きが怪しくなってきます。

やはりまだまだ市場が上昇するというシナリオは描きづらい状況です。引き続き現在のポジションを保持することをベースに考えようと思います。

主導株に下落の動きが見えてきたらショートポジションを増すかもしれません。

引き続き市場の動きと個別銘柄の動きを見逃さないように観察していきます。

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CAN-SLIM投資とは?

CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。

1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-

2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-

3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-

4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-

5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-

6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-

7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-

お薦めの本 -このブログの元となる考え方が書かれた株式投資の必勝法です-
お薦めの本 -初めてオニールと出会ったのがこの本。投資方法に悩んでいる人は必読の書。自分にピッタリの投資家に出会えますよ-

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