皆さんこんにちは！「あずさん」ことAS Windです。
今日から７月相場。世の中停滞してましたが、時は確実に進んで後半戦に突入です。例年７，８月は「夏枯れ相場」と呼ばれる市場が冷え込む季節。「セルインメイ」もどちらかというと５月というよりは、この時期に市場から離れるためのアノマリーですからね。
今年は例年とは比べものにならない動きを見せていますが、どうなるんでしょう？
それでは本日の分析スタートです！！
目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の６つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNY市場の動きも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。
市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。
NYダウ/NYSE総合株価指数/NASDAQチャート分析
寄りから前日終値を挟んだ動きが続いてましたが、最後上昇して引けています。出来高は増加。連日のリバウンドになりました。
一方、NYSE総合株価指数はどうだったか。
こちらも展開はほぼ同じ。出来高は増加。リバウンドになるも出来高は低調です。
一方、NASDAQ総合指数はどうだったか。
寄り付きからジリジリと上昇する展開。ほぼ高値で引けています。出来高は増加。今日はNASDAQの上昇幅が大きかった。昨日とは逆の展開。
リバウンドが続きましたが勢いのある戻りではないですね。出来高が低いです。次の下げの局面になった時に出来高がどうなるか。
引き続き目が離せません。
日経平均/TOPIXチャート分析
寄り付きは小高く始まり横這いの動き。徐々に下げ始めて後場は下落を加速。最後はやや上げて引けてます。出来高は減少。
対してTOPIXの動きは以下の通りです。
日経平均とほぼ同様の展開ですが、最後の戻しが弱かったか。出来高は減少。再び日経平均とのダイバージェンス（乖離）がでています。東証一部全体の勢いが弱っているのか？
18時時点の騰落数は、上げ274：下げ1,849：不変46
下げ銘柄が多かったことにびっくり。。ダイバージェンス（乖離）の理由はこの辺にあったのか。。出来高上位は出来高増で下落が優勢。個人に人気のポンツーも下げてますね。
出来高減での下落なのであまり影響ないかと思ったんだけど、個別を見ると意外と弱い感じがするな。。
厳しい地合いになってきた感じがしますね。
JASDAQ平均チャート分析
寄り付きから前日終値辺りで横這いの動きが続いたが後場に急落して安値圏で引けてます。出来高は減少。
18時時点の騰落数は上げ166：下げ421：不変55
出来高は減少傾向。株価は下落傾向。
静かに個人の売りも拡がっているのかな。後場の動きはイヤな感じですね。。ディストリビューションではないが下落も加速気味。要注意だな。
マザーズ指数チャート分析
JASDAQとほぼ同様の展開。ただし下落幅は大きかった。出来高は減少。
18時時点の騰落数は上げ98：下げ219：不変7
マザーズ結構厳しい展開だったように思うな。。そろそろ個人の勢いも衰えてきたのか。。市場の下落も加速気味。要注意が続いてます。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。
さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。
市場動向【価格/出来高】
全市場下落。東証一部のダイバージェンス（乖離）が拡大。全体的に売りの流れがきている。。。
出来高は減少傾向。まだまだ売り一辺倒という流れではない様子。とはいえ、ジワジワと売り圧力が増している感じが。。。
7月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
買いポジション
Fringe81【6550】株価前日比+6.87%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
寄り付き急上昇してからやや戻して横這いの動きで引けています。出来高は減少。地合いが悪い中だけどこれ以上下げると厳しいな。週後半横這いで耐えてほしいところ。
引き続き様子を見ていきます。
チームスピリット【4397】株価前日比-1.35%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
寄付きから上昇するも徐々に横這いの動きとなり、後場はズルズルと下落。安値圏で引けています。出来高は減少。
出来高が非常に薄い感じだけど下げてるな。。これ以上は厳しいぞ。。
引き続き様子見ていきます。
売りポジション
NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信【1545】株価前日比+1.29%
NASDAQはリバウンドの動きを見せたため上昇。引き続き下目線でいますがどうなるでしょう。。
引き続き様子を見ていきます。
CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。
AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その１・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」
空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。
ピックアップ銘柄
今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。
オプティム【3694】株価前日比-2.47%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
寄りから前場は上昇しましたが後場はズルズルと下げて引けてます。出来高は減少。ピボットラインをキープできるか。
引き続き様子を見ていきます。
ALiNKインターネット【7077】株価前日比+3.00%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
ピボットラインで粘りの動き。いい調整が続いてますね。このまま粘ってほしい。。
引き続き様子を見ていきます。
ロジザード【4391】株価前日比-1.06%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
厳しい状況が続きますね。粘りの動きを見せてほしいところ。
引き続き様子を見ていきます。
イノベーション【3970】株価前日比-5.16%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
ちょっと厳しい下落でしたね。この辺が調整の最下限。粘りの動きがほしいところです。
引き続き様子を見ていきます。
売却後・買戻し後の動き
実際の判断（損切り・利益確定）が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
チエル【3933】株価前日比-8.21%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
あっさりとピボットラインを割り込みました。ちょっと売り抜けの動きがキツイ。。10週移動平均はキープできるのか。。
引き続き様子を見ていきます。
明日の一手
今日の日本市場は出来高は低かったものの幅広く売りが出ていた様子。まだ積極的な売り抜けにはなってませんが、弱気が市場を支配していました。
例年夏には厳しい展開が多い。特に新興市場はほぼ確実に下げてきた実績があります。今年は例年にない流れとはいえ、十分に警戒していったほうがいいでしょうね。
引き続き市場の動きと個別銘柄の動きを見逃さないように観察していきます。
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CAN-SLIM投資とは？
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-
