皆さんこんにちは!「あずさん」ことAS Windです。
昨晩のNY市場も大きく上昇してきました。かなり強い動きでしたねぇ。常に市場は景気よりも先行するとオニールはいいますが、ホントにこれで良くなるの??と誰もが首をかしげる状況ですよね。
まぁ、コロナが始まる前も誰もがこんなに経済に影響を与えるとは思っていなかったわけですから、素直に市場の動きに耳を傾けていくしかないんだろうなと思っていますが。。
それでは、本日の分析スタートです!!
目次
各市場チャート分析
CAN-SLIM投資において「M」の要素は市場の流れですが、他の6つの要素が揃っていたとしても市場の流れが悪ければ結果は伴わないとオニールは述べており、ある意味最も重要な要素となります。ここではNYダウも含めて主だった市場の流れについてオニールの分析手法を用いて日々分析して市場の流れを把握していきます。
市場の具体的な分析方法については以下の記事を参照してください。
NYダウ/NYSE総合株価指数チャート分析
昨晩のNYダウは上昇。なんと30銘柄すべて上昇だったみたい!
朝方から高いところでスタートしてほぼ横這い状態。最後はやや下げて引けています。出来高も増加。
今回はディストリビューションが5回発生していましたが結果的に相場は崩れずに力強く天井を更新してます。完全にしてやられました。。Σ( ̄ロ ̄lll)
前日からの出来高上昇時の株価下落をディストリビューションとみるのですが、最近の出来高平均よりも低いことが気になっていました。この辺がディストリビューションとして機能しなかった原因なのかな。。?
今後のためにも調べる必要がありますね。さて、NYSE総合株価指数はどうだったか。
こちらは天井ギリギリまで上げてきたところ。ダウと違って天井は更新していないか。。。オニールが述べている独特な言い回しの一つにダイバージェンス(乖離)というのがあります。市場間の動きの乖離に気を付けよという内容なんですが、ダウが天井更新しているところNYSEは更新していません。
ここが天井にならないか、最後の気を付けるポイントですね。(しつこい。。)
日経平均/TOPIXチャート分析
前場はマイナス圏に落ちる時間もありましたが、後場に入ってからは一段上げて横這いで引けています。出来高は急増加。休場明けの海外市場のあとの時間ですから、やはり外国人投資家の動きが影響したんでしょうかねぇ。日銀は最近介入しない中で市場は独り立ちしたようです。日銀もホッとしたでしょうね。(^-^;
対してTOPIXの動きは以下の通りです。
こちらもほぼ同じ動きで続伸。出来高は増加。次の節目のラインまでは結構あります。果たしてどこまで上昇するのか??
12時時点の騰落数は、上げ1,059:下げ1,014:不変92
出来高上位銘柄は前日比でさらに出来高を伸ばしてます。しかも全て株価上昇。主要銘柄見ると医療系は上げてて、半導体系は下がってる。。結構二極化してますねぇ。
気になるのは上昇上位銘柄ですが、東証一部にも低位株の流れが来ました。。ランドとジャパンディスプレイ。ランドは究極の低位株ですね。10円て。。。
個人は出遅れ株や低位株を拾う動きが目立ってきてるようです。一方で大型株の一部には外国人の買戻しが来ているのかなぁ。なかなか複雑な相場状況です。今後の展開に目が離せませんね。
JASDAQ平均チャート分析
本日は朝方マイナス圏の時間もありましたがジリジリと上昇。高値圏で引けています。出来高は減少。上昇の流れは途切れていませんね。
12時時点の騰落数は上げ333:下げ234:不変66
出来高上位も上昇上位も低位株がまだまだ幅を利かせているなぁ。JASDAQの投資家別売買動向を見てみたら5月は個人の独壇場です。この辺が出来高上位や上昇上位に上がってくる銘柄に色濃く反映されていますねぇ。
マザーズ指数チャート分析
今日はマイナス圏で推移していましたが徐々に上げてきて最後プラス圏まで浮上。高値で引けています。出来高は減少。やや上昇の勢いを止めていますね。でも今日は高値引けでなんとか粘っている感じかな。
12時時点の騰落数は上げ141:下げ167:不変11
出来高上位はいつものメンツになってるな。。でも前日比出来高を下げているあたりが市場の出来高に反映している感じ。上昇銘柄は出来高を上げて上昇してるから勢いはあるのかな。
マザーズの投資家別売買動向は同じ新興市場でもJASDAQとはまったく構成が違うんです。こっちは個人よりも証券会社の自己取引や外国法人が買いに走っている。どうやらマザーズは割安だと思われているようですねぇ。
JASDAQほど低位株祭りになっていないのはこの辺のお陰かな。
ただ、ここ数日はやや上値の重たい動きが続いている。彼らが買っていたのは5月の1~2週だから、利益確定の売りがないともいえませんね。
引き続き市場の動きには注意していきましょう。
このブログで取り組んでいる市場分析について、詳しく勉強したい方は以下の本を参考にしてみてください。根気よく取り組んでいけば、市場の流れを見極める力が絶対上がると思います。
それ以外にも買いのタイミング、売りのタイミングなど株式投資に必須の知識が網羅されています。この本を完璧にマスターすれば、あなたも投資で必ず成功できると思います。
さらにCAN-SLIM投資を極めたい方はこちらの本でみっちり勉強してみてください。投資で成功するためのエッセンスが詰まっている良書です。
市場動向【価格/出来高】
全市場上昇。JASDAQは低位株祭り続行中。東証一部は大型株の動きが二極化してます。また、上昇銘柄には低位株もチラホラ。あまりいい感じしないなぁ。。
東証一部は出来高上昇。外国人の買いが入っているのか。マザーズはお馴染みの銘柄が出来高上位にきてるけど今日は大人なしめ。まだまだ異常値が続いているけど。
5月分 CAN-SLIM投資銘柄実績
買いポジション
チエル【3933】株価前日比-6.62%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
朝方はプラスでしたが前場は下落。後場は横這いの動きでマイナスで引けています。出来高は減少。利確の動きがでましたかね。ガンガン伸びるってわけにはいかないか。。
週足ではかなり上ヒゲの長い状況になっているから、週後半に盛り返さないとクライマックストップの形になっちゃうな。。
チエルは時価総額も低く、これから外国人投資家にも買われていく銘柄だと思うので末永く上昇してほしいんだけどなぁ。。
粘りの上昇に期待したいところ。
チームスピリット【4397】株価前日比-2.41%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
朝方から低いところで始まってジリジリと戻しましたが、後場は横這いの動きとなり引けています。出来高は増加。十字線になってるな。。ブレイクしそうでブレイクしない。。ここはなんとしても粘ってほしいところ。週後半の巻き返しに期待したい!
売りポジション
ソニー【6758】株価前日比+0.19%
直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。
朝方低く始まりましたがすぐに上昇。一旦プラス圏に顔出すもすぐに下げてます。引けにかけてはジリジリと上昇してプラス圏に浮上して高値圏で引けています。出来高はほぼ横這い。200日線で粘ってるな。。市場に対しては弱い動きが続いているけど、下げが明確な訳でもない。。空売りムズい。。
結構ポジション大きいんではっきりしてほしいわ。。
CAN-SLIM銘柄の買いのタイミング・売りのタイミングをどのように判断しているかについては以下の記事を参考にしてください。
AS Wind流投資手法 株を買うタイミング その1・基本のチャート形状「取っ手付きカップ」
空売りの手法については、「オニールの空売り練習帖」をベースに進めていこうと思いますが、また徐々にブログ記事で紹介していきたいと思います。
ピックアップ銘柄
今後、CAN-SLIM銘柄として投資対象になる可能性のある銘柄のチャートを追っていきます。
オプティム【3694】株価前日比-6.46%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
朝から低く始まってほぼ横這いの展開でマイナス引け。出来高は増加。このままズルズルとブレイクのラインを割らないといいんだけど。週後半の粘りに期待。
売却後・買戻し後の動き
実際の判断(損切り・利益確定)が的確に実行されたかについてその後の動きを一か月を目途に追いかけて検証したいと思います。
Amazia【4424】株価前日比-2.14%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
朝方急落して前場上下していましたが、後場に急上昇。一旦はプラス圏に戻すも再びズルズルと下落して引けています。結構激しい動きだったなぁ。出来高は増加。なんか上に行きたそうな感じもするんだけど、どうなんだろう?
なんとか底を割らずに調整してほしい。。引き続き様子見ていきます。
アンビスホールディングス【7071】株価前日比-1.55%
直近30週の週足チャートと出来高は以下の通りです。
今日はほとんどマイナス圏で横這いの動き。出来高は増加。再び底に戻ってきてしまったなぁ。。ここで粘れるかどうか。
ソフトバンクグループ【9984】株価前日比-1.48%
直近90日の日足チャートと出来高は以下の通りです。
朝方低く始まって一時プラス圏まで上げたけどズルズル下げて引けてます。出来高は減少。
昨日買い戻しましたが、今日は弱い動きだった。。空売り難しい。。
明日の一手
今日も市場は続伸だったけど結構明暗分かれたような展開でした。ウォッチ銘柄もマイナスが優勢だったような感じだなぁ。
東証一部は出来高が大幅に上がっています。国内投資家は結構お腹一杯だと思うので海外法人が戻ってきたんでしょうかね?
明日の動きに注目したいと思います。
現在のポジションはそのままキープで行きます。
引き続き市場の動きと個別銘柄の動きを見逃さないように観察していきます。
CAN-SLIM投資とは?
CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。
1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-
2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-
3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-
4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-
5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-
6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-
7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-