2020年12月投資日記

2020年の振り返りと今後の戦略

投稿日:2021年1月11日 更新日:

今後の戦略

今後の流れを見る上で米国市場も含めた主要指標の長期チャートを見ておきます。また、日本市場については月別の騰落額と確率に2020年の結果を統合して流れを確認していきます。

米国市場の流れ

NYダウの月足チャートです。

NYダウはコロナショックを挟んで史上最高値を更新する流れが続いています。次にNASDAQも見ておきましょう。

NASDAQなんてコロナショックあったの??ていう感じの上昇です。。ここ最近の急激な上昇はさすがに調整が入ることを想起させる動きですよね。。

米国市場については最高値更新の動きがいつ止まって調整に入るのか?がポイントになってくると思います。さすがにいつになるかはわかりませんが、外国人投資家がいる以上は日本にも相当の影響があるため、無視はできませんね。

カギになるのはやはりバイデン政権の金融政策だと思います。

今の市場はある意味バブル状態で、全ての材料がポジティブに判断されて市場の上昇が加速しているという状況です。この勢いを冷やすような発言、もしくは政策などが明らかになると、とたんに市場は手のひらを返したような動きをみせる可能性があります。

当面はバイデン政権の一挙手一投足に市場がどういった反応を示すのか、目を離さずに見ていく必要がありますね。

続いて日本市場について見ていきましょう。

東証一部の流れ

日経平均の月足チャートです。

当面は突破できないと思っていた天井を一気に抜けてきています。この上昇の流れがいつまで続くのか。さながら米国市場と同様の展開ですね。

次にTOPIXも見ておきましょう。

TOPIXは右肩下がりのトレンドラインから抜けましたが、まだ2018年1月につけた1911.31を越えていません。ここはひとつ大きなポイントになりそうです。

オニールの市場の転換期を見極める方法の中でも過去の天井局面は転換のポイントとして意識すべきといっています。

日経平均とTOPIXは同じ市場の指標な訳ですが、日経平均は225銘柄、TOPIXは市場全体の動きです。現在はTOPIXのほうが上昇が遅れており、市場全体が上昇の流れに入ったと捉えるにはまだ時期尚早です。

TOPIXが高値を更新してさらに上昇するような動きになるかどうか。ですね。

2020年の結果を反映した月毎の騰落を見ておきましょう。

今年は上昇の流れでスタートしてますが、まだ年始ですからね。例年の動きを見ていると油断はできません。一度は調整が入っても4月に向けて上昇の流れになればまずは安心ですね。

昨年はセルインメイも無視するような流れでしたが、今年はどうなるか。5月以降の動きには注意していったほうがいいですね。そして11月には再び歓喜が訪れるのか。

4月、11月の上昇。セルインメイが発生するのか。この辺を意識してみていきたいと思います。

新興市場の流れ

JASDAQの月足チャートです。

JASDAQはコロナショック後に上昇を続けていますが、バンドの頂点に近づいています。ここで跳ね返されるようだと下落トレンドかBOX相場を意識する流れになりそうですね。

マザーズの月足チャートです。

マザーズは天井に一度タッチした後に揉み合いとなってます。これが戻り天井となって下落を開始するのか。。というところですね。

新興市場は東証一部に先行して下落トレンドに入った可能性があります。東証一部の中でもマザーズなどから鞍替えした成長株はすでに下落の兆候がありますよね。。オプティムやSHIFTなどです。

オニールの考えによれば、バリュー株が上昇する状況は上昇の最終局面だということです。この流れがどこまで続くかはわかりませんが。。

新興市場の弱気な流れが継続するかどうかを確認しながら、市場に供給される材料に対してバリュー株の銘柄がどう反応するのか。

今は米国市場同様、全ての材料がプラスに判断されるような動きになっています。これが転換するような反応がでてきたら要注意だと思います。

米国同様、金融政策に対する市場の反応は大事だと思いますし、決算期においてポジティブ、ネガティブな材料にどのように反応するかも見ていきたいと思います。

続いて市場の騰落について見ておきましょう。

いずれの市場も先程見たように天井局面に差し掛かっており、例年の流れの中でどちらの動きが強く出るかがポイントになると思います。

例えば一月は上昇する傾向が高い訳ですが、ここで弱気スタートだったりするとかなり怪しくなってきますよね。。4月の上昇が弱かったりすると今年の夏は結構覚悟したほうがいい流れになるかもしれません。

10月の下落から11月の上昇のあたりもどのような展開になるか。。

東証一部同様、やはり4月と11月にどれだけ上昇するかが市場の強さを図るバロメーターになりそうです。

個別銘柄のポジションについて

私は新興成長銘柄を中心に投資しており、今まで見てきた通り11月位からパフォーマンスがめっきりと落ちてきております。。市場の動きを見る限り新興市場はすでに下落に舵を切った可能性が高く、バリュー株の流れが途切れたところでは東証一部にも調整の動きが見えてきそうです。

やはりある程度は空売りに舵を切るしかないか。。という感じはいまのところしてます。特に成長株を中心として例年の流れに合わせて1~3月、および5月以降に検討をしていきたいと思います。

また、ボラティリティの高い展開が続いている場合は、オプション取引を使って、上昇でも下落でも利益を狙っていこうと思います。

日記では新たに50万円投資のチャレンジを始めました。基本的には買いで勝負していきますので厳しい地合いでどの程度のパフォーマンスを残せるか。。厳しい地合いの時でも上昇する銘柄はあります。

過去、大化けした銘柄をCAN-SLIM的に分析することで、上昇前夜の銘柄を発掘できるかどうかについて実験的な取り組みも進めていこうと思っています。

昨年以上のパフォーマンスを残すことは非常に厳しい年になりそうですが、実りある一年にしていきたいですね。


 

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CAN-SLIM投資とは?

CAN-SLIM投資の各要素の考え方については以下の記事を参考にして頂ければと思います。

1.「CAN-SLIM」のC(Current Quarterly Earnings) -直近四半期利益-

2.「CAN-SLIM」のA(Annual Earnings Increases) -年間利益の増加-

3.「CAN-SLIM」のN(New Products,New Management,New Highs) -新製品、新経営者、新高値-

4.「CAN-SLIM」のS(Supply and Demand) -株式の需要と供給-

5.「CAN-SLIM」のL(Leader or Laggard) -主導株か停滞株か-

6.「CAN-SLIM」のI(Institutional Sponsorship) -機関投資家による保有-

7.「CAN-SLIM」のM(Market Direction) -株式市場の方向-

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